衣替えの時期です。
外はだいぶ涼しくなってきましたが、家の中はほかほかなのです。これは良いのか悪いのか。朝晩だいぶ冷えて風邪をひいたというお友達の言葉。それは無いので喜ぶべきことでしょうが、暑がりのわたしは、今だに半袖素足です。まだまだ夏物片付けられません。
防虫剤の臭いが嫌いで使っていませんでした。
繊維を食べる虫さんは、高級素材からしっかり食べてくれるのです。普通のウールとカシミア100%があったら、まっさきにカシミア。それからシルクもやられちゃいます。
そんな数少ないとっておきの衣類には、臭いが嫌いとばかり言ってはいられないので、最近は多くなってきた臭いを抑えたタイプを嫌々申し訳程度に入れていました。
そうしたら、すごく素晴らしいものがあったのですよ。
袋に入ったままなので何がなんだかよくわからないかと思いますが、くすのき100%の樟脳。
防虫剤=嫌な臭いと思っていたのが覆されました。
いつまでも嗅いでいたいと思うような香り。ハーブ類が好きな人なら大丈夫でしょう。
編み物ブログの方には書いたのですが、9月に参加した羊毛関係のワークショップで、その時作った羊毛の見本を貼ったファイルに主催者の方が防虫の為に入れてくださったんです。いい香り~。樟脳がこんなに良い香りだなんて、初めて知りましたよ。樟脳という名前は知っていましたがナフタリンのような臭いを想像していたんです。まったく違いました。あれは、合成の防虫剤の臭いだったのですね。
これなら、カシミアやシルクだけじゃなくて、全部の保管衣類に入れても嫌じゃない。わたしはもちろん、たくさん在庫をかかえる毛糸と原毛にも。
ワークショップの主催者
スピンハウス・ポンタさんのサイトで購入できるのでさっそく注文。入荷待ちになっていたものが今日届きました。
一緒に入っていた説明によると「合成衣料防虫剤(パラジクロロベンゼン)が大気汚染をひきおこし、体への影響が心配されています。その反面、天然ものが消えようとしています。私たちは、昔ながらの樟脳を見直しています。よりよい環境づくりのために、樟脳を使う輪を広げていきましょう。この樟脳は、「くすのき」だけからつくられました。そのため、着用時のニオイは、自然にすぐとれます。(このニオイは「くすのき」の香りです。)ー引用しました」
わたしも樟脳を使う輪を広げていきたいです。
食生活研究会
スピンハウス・ポンタ