私のブログを読んでいるという方が「喜山さんのブログは,取材費が全くかかってないよね。安上がりでいいよね。」と言われた。
確かにブログのために取材費をかけたことはないし,ブログのために行動したこともない。すべては,日常の些末なできごとです。ということで,今日の記事も取材費は0円である。
2週間くらい前のことです。その日の夕方,妻と二人で真砂本通りを歩いていた。
たまには妙齢の女性と銀座の並木通りを歩いてみたいが,その機会はなかなか無い。
その日は,真砂本通り沿いに植えられた花水木の美しい季節でした。
花水木も桜と同じように,先ず枝一杯に花を咲かせ,それから数日後に緑の葉が生えてくる。桜は葉が生えてくるとなんと,なく興ざめしてしまいますが,花水木は,葉が生えた後でも十分のその美しさを保っている気がします。
真っ白な花の中に,緑の葉が混じった花水木を見て妻が「きれいな花ね。これマロニエだっけ?」と言った。
『なにー,マロニエ。私は生け花の免許を持っているから,花には詳しいのよ,と俺に言っていたよな。それがマロニエ?マカロニでないだけまだましか。』という言葉を口に出すようなことはしない。これでも薩摩紳士である。
「いや,これは花水木だよ。あのなんとかという台湾出身の歌手が♪♪空を見上げてご~~~らん♪♪と歌っていたでしょう」と,あくまで優しく答える。そう頬に笑みを浮かべつつ。。
「えーそうけー。あの鹿児島女子校の前に植えている,花じゃないのけ?」と更に薩摩言葉で続ける。
私の友人で,ブーゲンビリアを見て「このハイビスカスきれいね」と言った人がいた。人の花に対する興味はこんなものかも知れませんね。私も花の名前には詳しくありませんが,ブログを書くために調べたりすることがあるので,ほんの少しずつです知識が増えているかも知れません。ブログの連載は,調べるきっかけになり,取材費もいらないので,一石二鳥です。