鹿児島市の司法書士喜山修三のブログ

相続や売買の不動産登記,会社設立や役員変更,債務整理,成年後見等を業とする司法書士事務所の所長の法律や日々の雑感を掲載。

物語のおわりという本,舞台は北海道。

2018年04月24日 | Weblog
物語のおわり (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版

 いい物語を読むと,ほんのりとした良い気持ちになれる。そんな物語に出会うために,本を読み続けるのかも知れない。
『物語のおわり』もそんな本の一つであるが,第一編の物語である「空のかなた」には,物語のおわりが書かれていない。その物語の結末をどうするかは,読み手次第ということであろうか。
 舞台は北海道,富良野があり,摩周湖があり,知床がある。私が18歳で初めて一人旅をしたのが北海道であった。
 福岡から東京までは新幹線で,それから特急に乗り換え,青函連絡船に乗って函館に到着した。船に乗るまで,あるいは船を降りてから,電車を降りてからあるいは電車に乗るまで,むき出しのコンクリート屋根の下,結構な道のりを歩いたのは,青森だったか函館だったか記憶がない。
 荒々しい船旅というイメージからかけ離れて,8月の津軽海峡は,波が穏やかで濃い青色であった。初めて見る白樺,広大な大地何もかも北海道。旅先で知り合った21歳のおじさんと一緒にサロマ湖の近くで一泊したが,午前3時半頃には朝日が顔をのぞかせていた。
 本は,八つの物語で構成されています。一話,一話,それぞれの物語を楽しむことができますが,物語は一遍から続いているので,はじめから通して読むことをお勧めします。 
  主人公は,10代から30代までの若者達。それぞれの進路を決めるのに試行錯誤しています。確かに私にもあの時代があった。悩んでいるときはきつかったなぁ。
それは今も同じか。
  本当に素敵な物語が八つ収まっています。是非とお勧めできる一冊です。

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