・和歌山の植物・気候
2017.7.13
和歌山県の南部、串本や南紀白浜は温暖な気候であり、亜熱帯植物のオオタニワタリやヘゴが自生しているという。しかし、植栽ではどのような亜熱帯植物が越冬できるのかなど、情報が少ない。その為、冬の寒さから多くの株が休眠打破をし、生育最盛期を迎える夏場に調査を行った。
※町中の人にも確認したが、串本でみられたオオタニワタリは自生の可能性が高いとみられる。また、2018年には黒潮の大蛇行が起きた影響で海水温が低くなり、サンゴ礁の白化とクマノミがそれ以降見られなくなったと町中の方はいっていた。
・温帯~亜熱帯地域のシダ類
・温暖な気候を好み、関東以西~沖縄に自生する種類が中心に見られた。また、潮風に耐性のあるオニヤブソテツ・ウラジロが崖地にビッシリと生えていたのは圧巻であった。また、山林にはナチシダの自生も確認でき、オオタニワタリ、リュウビンタイは、植栽物が間位置し露地で越冬している事が分かった。オオタニワタリにおいては、串本など和歌山南部で自生繁殖したと思われる個体が確認できた。今後ヘゴも自生または植栽物で越冬できるのか調査をしていきたい。
2017.7.13
自生するウラジロ
2017.7.13
ヤシに着生するヒトツバ
7.13
2017.7.12
崖に群生するオニヤブソテツ
・ブーゲンビリア
2017.7.13
7.13
ブーゲンビリア2
★ハイビスカス
2017.7.13
ハイビスカスの植栽。若干ピンクがかっている花色で、宮崎でも同様な株を見かけた。
葉 7.13
花びらの裏側 7.13
一般的な赤
2017.7.12
ハマボウも咲いていた。
南紀白浜でもハイビスカスは越冬ギリな事が分かった。
海に面していて暖かいと思ったが、周囲に建物がない場所のハイビスカスは若干、痛んでいた。指宿のブーゲンビリアも同じような環境に植栽されていて、寒さによる痛みが他の場所の株より大きかった。
2017.7.12
7.12
また、気候が温暖な南紀白浜ではワシントンヤシが自生繁殖している事が確認できた。
7.12
7.12
7.12
7.12
ハマユウ
・市街地や町中で10a相当の植物(パキラ、フィカス・アルテシマ、ポトスなど)がないか見たが確認できなかった。しかし、インドゴムノキの斑入り(アサヒゴムノキ)を見たので条件次第で越冬できる可能性が高い。また、調査できたら見る事にする。
インドゴムノキ2017.7.12
アサヒゴムノキ 2017.7.12
2017.7.13
カンナ
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