★今回は銚子と、北関東では、最も温暖だと思われる茨城県の神栖市にいってみました。
気候は、どちらも海沿いなので関東の中では暖かいですが、位置がやや北にあるので、
銚子駅 2017.11
大木のカナリーヤシがひときわ見立つ駅のロータリー前の植栽である。
その他、コルジリネやソテツも植えられている。
少し場所を離れると、土浦やつくばでは、-5℃~-6℃くらい気温が下がる事もあります。
しかし、過去の気象庁のデータなどをみても、氷点下になりにくく、積雪はまれなこと。
ゴムノキやブーゲンビリアなど熱帯植物が容易に越冬できる(伊豆や宮崎のように)な場所で
最も北にある地域だと思われるので視察しにいった。
茨城の神栖市には、ウチワサボテンの群生地があって茨城県指定の天然記念物になっています。
駅から離れているので、タクシーで向かった。
近くには、ワシントンヤシが高くそびえ立っていた。
ワシントンヤシは、耐寒性が約-6℃でここ神栖市でも容易に越冬できるが、場所は北関東。
しかし、公園で緑化樹として、海沿いではよく植栽されることを知り驚いた。
これも最北の屋外で越冬しているハイビスカス。北関東で最も温暖な神栖市では
ハイビスカスが越冬している事に驚いた。
この店前のペインテッドレデイーは、屋外で越冬しているという。
場所は軒下で、他は月下美人などが置かれていた。
11.15
住宅地と畑から急にウチワサボテンの群生が現れて驚いた。看板から、100年以上ここにあるのだとか。
神栖市は、北関東の中では温暖な為にずっと越冬できているのだと思う。斜面に這うように生育していた。
★神栖市に隣接する銚子も視察しにいった。
冬やはり、温暖のためなのか、(伊豆や宮崎でもみた)露地植えの熱帯植物があちこちで見つかった。
道路沿いではこんもりとアロエの大株が見られた。
まだ時期が早いのか、花は咲いていない株が多かった。
でも、これほどの大きさには数年かかるので、銚子は霜が降りにくく、暖かい場所だという事がわかる。
金の生る木もあった。
街中では、伊豆や宮崎と比べ、アロエなど多肉植物系の植栽が多かった。
理由は、神栖市では風力発電の風車も見らたので、海沿いで+風が強い事で、乾燥しやすい為だろうか。
アカベもあった。これはアオノリュウゼツランで耐寒性が最も強い種類。
日当たりの良い場所で大きく生育している。
町を散策していると、インドゴムノキが地植えされていた。
2017.11.15
(ちなみに、ゴムノキは耐寒性のある熱帯植物の中では弱い分類に入る。)
理由は、霜の耐性がなく、一回に霜で枯れてしまう事があるからである。
これによって銚子でも、ゴムノキが越冬できる事が分かった。
大木のブーゲンビリアを発見した。
おそらく最も北にあるブーゲンビリアだろう。葉はこの時期なので、落葉した枝が
多かったが、夏には毎年咲いていると思われる。
幹はたいぶ太く、温暖な伊豆でもここまで大きいサイズは珍しい。
フェニックスロベレニーもあった。
コルジリネと南国の雰囲気のある植栽になっている。
八丈島のロベのように、葉を多く茂らしていて元気そうである。
ストレチア・レギネ
シーサーと一緒にストレチアも置かれていた。これは屋外越冬していると思われる
11.15
ソテツは駅前などで植栽されていて、南国ムードを演出していた。
どれもだいぶ年数がたった大株が多かった。
11.15
ガジュマル
盆栽風に育ったガジュマル。屋外越冬していると思われる。
接ぎ木された人参ガジュマルで、この種も耐寒性がある。
ユッカラン
この種はユッカの中では、最もおそらく耐寒性があって寒冷地でも地植えを見る事がある。(群馬・北関東など)
日本でもシュロ同様、庭園樹として扱われる種類。
銚子で一番みたのがシャフレラ。
これは緑葉だが、斑入りも露地植え例もあって色んな場でみた。
2017.11.15
2017.11.15視察
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