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東運寺

写真は、薬師堂(左)と本堂(右)。

淀にある曹洞宗寺院です。
通常拝観などはしておられませんが、2021年1/1~1/8に修復を終えた薬師如来像などの御開帳をされました。

アクセス
京阪電車の淀駅で下車し、中央出改札口から出て左手の4番出入口から道に出ます。
正面の道を競馬場とは逆の右に進みます。
約150m先の右手にミニストップがみえる交差点を左折します。
約200m先でT字路になるので右折。
ここから約600m直進すると淀水路にかかる孫橋があります。
この孫橋を渡って水路沿いの道を左折します。
この川沿いの道の突き当り右手に東運寺があります。
なお途中の右手には長円寺があります。

平安後期から鎌倉時代に石清水八幡宮使えていた河原﨑忠俊という人が薬師如来をお祀りしたのが始まり。
源頼朝に追われていた義経を俊が匿ったのが露見し、打ち首を命じられました。それを執行しようとした時、鳩が2羽舞い降りて刀に止まりました。この鳩を八幡神の使いとみなされ忠俊を許されます。それを受けて「東(鎌倉)」の「運」にかなったと感じ、お寺の名を「東運寺」としたという伝承があります。
その後一時衰退しますが、江戸時代には淀藩主となった永井尚政公が、萬安英種(ばんなんえいしゅ)を住職に迎えて再興されたそうです。

表門を入ると、左手に薬師堂、正面に本堂、右手に庫裏があります。
本堂は開扉されており、中に入れます。
内陣中央には本尊の釈迦如来像、右手には阿難尊者と文殊菩薩像、左手には迦葉尊者と普賢菩薩像がお祀りされています。
また曹洞宗寺院ですので、本堂奥の右手には大権修利菩薩像が、左手には達磨大師像がお祀りされています。

本堂の後ろには連結して開山堂があります。
開山堂の中央には萬安英種禅師像がお祀りされています。
こちらは建仁寺から興聖寺に道元禅師像が戻ってくるまでは、興聖寺の開山堂にお祀りされていたそうです。

庫裏は新しく、御朱印はこちらで頂けます。

薬師堂
前述のように2021年1/1~1/8に修復を終えた薬師如来像などの御開帳されました。
薬師堂の内陣中央には薬師如来像、両前に日光菩薩像と月光菩薩像、後ろには十二神将像がお祀りされていました。



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2021 2/6の拝観報告(京都市歴史資料館 京都市指定の文化財)

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写真は、玄関の案内ポスター(写真の仏像が、神光院の薬師如来像。)

土曜日です。
この日も特に予定がなかったので、午前中ちょっとお出かけ。
自転車で10:40頃にやって来たのが、京都御苑の東隣にある京都市歴史資料館です。
1/22~3/7まで「京都市指定の文化財」の展示が開催されているのを、Ritchieさんに教えて頂きました。

まずは展示室の右側面から。
神光院の薬師如来像。
こちらはきゅうり封じの際に、現地で見た記憶があります。
非常に特徴のあるお顔立ちで、こういうおじさん(いや、おばさんw)いますよね。
・仁和寺の車争図屏風(土佐光茂)。
現地の案内パネルや、案内パンフレットに修復の方法などが結構ちゃんと書かれているのも興味深いです。

そして展示室正面へ。
・大慈院の春屋宗永像(伝土佐光茂)。
大慈院は大徳寺の泉仙がある塔頭ですね。
尼僧の肖像画。
・龍安寺の細川昭元夫人像
僕はそもそも戦国マニアなので、細川昭元夫人が織田信長の妹(お犬の方)なのは知っていました。
まあゴリゴリの政略結婚ですねw
昭元の父は細川晴元で、室町幕府の管領にして実力者。
将軍足利義昭の元で元服したのでしょう、だから「昭」元。
足利義昭を奉じて上洛した信長はその昭元と婚姻関係を結んだのでしょう。
さらに龍安寺は細川家の菩提寺なので、お犬の方の像が伝わっているのでしょう。
正面の左手へ。
こちらは方広寺関係。
・方広寺大仏殿遺物9点のうち、銅製舌
・方広寺鐘銘草稿 あの国家安康、君臣豊楽の草案が書かれています。
・都名所図会 方広寺大仏殿のページです。

展示室左手に変わって
・相国寺の萩芒図屏風(長谷川等伯)
萩と芒の大きな2隻の屏風で、華やかではないですが見入ってしまう魅力がありますね。
薬師寺の地蔵菩薩半跏像
薬師寺は嵯峨釈迦堂こと清凉寺の境内にあり、毎年8/24の地蔵盆で御開帳されています。
無論現地でもお参りしていますが、こんなに近いのは初めてです。

展示室中央のショーケースは、
十念寺の十念寺縁起(土佐光起)
前述の薬師寺もですが、出てくるお寺はほとんど知っているというか「既に行っている」のは、イタイですねw
狩野派が幕府の御用絵師なら、土佐派は朝廷の御用絵師ではなかったでしょうか。
仏鬼軍絵巻 以外にもこのような縁起絵巻があったんですね。
・公家町遺跡 出土品
スミマセン、こういうの興味が薄めですw

約20分ほど滞在して、11:00頃にこちらを出て帰宅しました。

それほど大きくない展示室ですが、修復後の文化財が展示されます。
しかも無料。

いい機会ですので、是非行ってみてください。

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2021 2/5の拝観報告3 最終(紗織)


写真は、丹波栗を使用した紗(2600円)。

二条城を出て、車で御池通→河原町通→木屋町通と進み、13:00過ぎにやって来たのが和栗専門 紗織です。

もうテレビでも有名な、目の前で搾ってくれるモンブランのお店です。
いつもは毎朝7~9時より当日分の整理券配布をしておられ、土日だと9:00に行っても16:00ぐらいの来店予約になるようなお店です。

しかし緊急事態宣言が終わってまもない平日です。
これはチャンスと思い、来てみました。

するとお昼過ぎということもあり、奇跡の待ち時間なしw
早速店内へ。

町屋を改装したような細長い店内で、僕は1階のカウンターでしたが2階にも席がありました。

注文は同行者と2人でモンブランの紗と絽にしました。
紗は最高級丹波栗のみを使用したもので、2600円。
絽は国産和栗を使用したもので、1800円。
共にドリンク付き。

冷静にモンブラン1つ1800円でもメチャ高いのですが、
もうここにきてはそういう感覚は麻痺していますw

もうあちこちで言及されていますが、モンブランの中は
下から和三盆とサトウキビで作ったサクサクのメレンゲの上に、
スポンジと生クリームが乗っており、
その上から目の前で錦糸モンブランをかけてくれます。

紗と絽の見た目の違いは、使っているお皿が紗の方が断然重い(笑)のと、
上に紗は金粉、絽は銀粉が掛かっていることぐらいで、ほぼ一緒です。

さて頂きます。
なるほど。
これはモンブランを食べていると思わない方がいいですね。
栗です、栗そのもの。
上からかけている錦糸モンブランは栗の甘さだけなんでしょうね。
甘いのは中の生クリームぐらいなので、
甘ったるいというとは全くなく、栗の風味が存分に楽しめます。
ただ、甘くないだけに子供には物足りないでしょうね(そもそも子供が食べるものではないですがw)。
それと僕的にはこのモンブラン1つは多かったです。お腹いっぱいでした。

念願の紗織のモンブランを頂き、
13:30頃にこちらを出て、
仕事に向かいました。

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2021 2/5の拝観報告2(二条城 早春の二の丸御膳)

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写真は、香雲亭の内部。

妙心寺を出て11:00過ぎに車で向かったのが、二条城です。
この日は二条城で恒例になりつつある、早春の二の丸御膳に来ました。

清流園に向かいます。
もう受付開始になっており、香雲亭に入りました。
テーブルが7つほど間隔を離して2列に並べられており、
1テーブル4人掛けですが、そこも透明プラスティック板で十字にしっかり仕切られていました。

いそべのご主人からご挨拶や注意事項の説明があり、11:30には食事が始まりました。
内容は下の写真の通り。
ーーーーーーー

三段重にご飯と香物。
さらに今回は京水菜と甘鯛のゆば鍋(右上)が出ました。

以前にも来ていますが、今回も美味しく適量でした。
食事後はお庭の撮影会のようになり、皆さん三々五々帰って行かれました。
最後まで残り、香雲亭の内部を撮影しましたが、どうにもこの仕切りの透明プラスティック板が邪魔でしたねw

12:20頃にこちらを出て、一応二の丸御殿にも行きました。

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2021 2/5の拝観報告1(妙心寺 大庫裏・法堂)

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写真は、大庫裏の大廊下。

新型コロナの緊急事態宣言が出ているので、なかなか拝観できませんが、
平日の午前中を利用して、少し出かけてきました。
まあこの時期、平日の午前中ですので、目論見通りどこもガラガラでした。

10:00前に車で自宅を出ます。
10:15頃にやって来たのが、妙心寺です。
元々妙心寺の法堂の拝観は、
・時間ごとの団体案内形式
・法堂の内部と浴室
です。

しかし2021年の1月中旬から新型コロナ対策のため、団体拝観から
自由拝観になりました。
さらに拝観場所も法堂と大庫裏です。

先に大庫裏へ。
方丈の左脇から入りますが、まずは大廊下があります。
以前の大庫裏の拝観の際もここを通っていますが、いつもは雨戸を閉めておられ真っ暗でした。
しかし今回は新型コロナ対策もあってでしょう、雨戸もすべて開け放たれており、非常に明るい状態で拝見出来ました。
こちらは映画の撮影にもよく使われているようですね。

さらに奥は大庫裏と小庫裏。
写真撮影こそ禁止ですが、こちらも自由に拝見出来ます。
大庫裏はここまでで、奥の食堂までは行けません。

そして戻ってきて、法堂です。
法堂内部は狩野探幽の雲龍図が有名ですが、入って左手手前にある国宝の黄鐘調鐘も見逃してはいけませんね。
 
ゆっくり拝観して、10:45頃にこちらを出ました。

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迎称寺

写真は、表門と萩。

迎称寺(こうしょうじ)は真如堂の北側にある時宗寺院で、萩の霊場とも云われています。

アクセス
真如堂前のバス停で下車します。
京都駅方面から来た場合、バス停の少し先(歩道橋と反対側)に「真如堂」と書かれた道が左手にあるので、これを進みます。
しばらく進むと道なりに右に曲がり坂になるので、これを登ります。
約100m登ると「真如堂」と書かれた石段があるので、これを登り真如堂に入ります。
本堂の左側を進み、本堂の前に出ます。
さらに直進すると表門まで来ます。
表門を出て右折し、約80m先のT字路の突き当りに迎称寺の表門があります。

当初は天台宗寺院で一条堀川にあったので、一条道場と呼ばれていました。
後に京極一条に移転し、鎌倉時代に時宗寺院となります。
江戸時代の大火で焼失し、真如堂が現地に移転した際に一緒に現地に移転したそうです。

表門を入ると正面に書院があります。
時宗御朱印めぐりの御朱印はこちらで頂けます。
その際にお願いすると、本堂にお参りさせて下さいます。

書院の右手の石畳を進むと、本堂があります。
本堂の正面から入ると、内陣中央に本尊の阿弥陀如来像、右手の脇壇に不空羂索観世音像、左手の脇壇には他阿一鎮上人像がお祀りされていました。



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荘厳寺


写真は、本堂(正面)と地蔵堂(右)。

荘厳寺は河原町正面周辺(渉成園の北側)にある、時宗寺院です。

アクセス
まずおおまかには、東本願寺の渉成園の北側にあります。
地下鉄五条駅の8番出口から地上に出て、右へ。
最初の交差点の信号で烏丸通を渡り、そのまま六条通を直進します。
約300mで道なりに右へカーブしますが、まだ直進。
もう60m先の次の交差点を右折します。
右折して少し進んだ左手に、荘厳寺の表門があります。

室町時代初期に油小路の高辻の北側にあったので、高辻道場佛光山荘厳寺と呼
ばれていました。
応仁の乱の戦火で焼失し、桃山時代に豊臣秀吉の命で現地に再建されました。
一時は無住になり荒廃しますが、江戸中期に再建されました。
その後も度々消失し、明治3年に滋賀県の某宮家の御殿を譲り受け本堂としています。

表門を入ると、左手に庫裏、正面に本堂、右手に地蔵堂があります。
地蔵堂の内陣には子安地蔵尊像、左手には聖観音菩薩像がお祀りされていました。
庫裏から入ります。
庫裏の左手で御朱印が頂け、2020年10月からは京都時宗道場御朱印めぐりに参加しておられます。
また毎月第3土曜日(3月と8月は第4土曜日)の14:00~17:00の間で、写経、写仏会を開催しておられます(志納1000円)。

御朱印を頂く間に本堂にお参りさせて頂きました。
庫裏から入って右手に進んだ先の左手に書院、右手に本堂があります。

本堂の内陣中央には本尊の阿弥陀如来像、右手の脇壇には一遍上人象などがお祀りされていました。
書院の外には枯山水のお庭がありました。



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白蓮寺


写真は、表門。

白蓮寺(びゃくれんじ)は、毘沙門堂に至る道の途中にある時宗寺院で、京都時宗道場御朱印めぐりの1つです。

アクセス
地下鉄、JR、京津線の山科駅で下車します。
出入口1から出て、右手のロータリーの先の線路沿いの道を約200m進みます(踏切は渡りません)。
すると“毘沙門堂へ”という案内があるので、ここを左折します。
ここから約100m、JRの線路下をくぐった先を右折します。
約70m坂を上り、最初の交差点を左折。
その約30m先の右手に白蓮寺があります。

白蓮寺は平安時代に空也が創建指したそうで、その後真言宗や天台宗に改宗していた時もあったそうです。
鎌倉時代に一遍上人が時宗にしましたが、その後浄土真宗にも改宗しています
明治時代に時宗に再度改宗し、当時は塩小路七条にあったので、塩小路道場と云われたそうです。
1972年に現在地に移転、再興しました。

表門を入ると正面に鉄筋コンクリートの本堂があります。
正面から入り、御朱印を頂きます。
本堂には入れないので、本堂内がモニターに映されています。
映された内陣中央には本尊の地蔵菩薩像がお祀りされています。
その右手には一遍上人像と空也上人像がお祀りされています。

モニターのスイッチを入れ替えると空也上人像がアップになり、南無阿弥陀仏の6文字が口から出ているのが見えます。



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西蓮寺


写真は、表門。

西蓮寺(さいれんじ)は西大路七条周辺にある時宗寺院で、京都時宗道場御朱印めぐりの1つです。

アクセス
市バス205系統に乗り、七条御前通で下車します。京都駅方面からの場合は京都南病院の前に停留所があります。
バスの進行方向と逆に約100m戻り、御前通へ右折します。
約80m進んだ右手に西蓮寺の表門があります。

平安時代に空也が布教を行う際に、人が多い市で行ったそうです。
東の市にあり市屋道場と呼ばれた金光寺に対し、西の市にあった西蓮寺は「西市屋道場」と云われていたそうです。
また同時から現在も松尾大社西七条御旅所の隣にあることから、山号は松尾山です。

表門を入ると、正面に本堂、右手奥に庫裏の玄関があります。
庫裏の玄関でお声掛けをして御朱印を頂きますが、本堂にお参りは出来ません。
本堂には本尊の地蔵菩薩像が2躯お祀りされており、鎌倉時代のものと平安時代末期のものだそうです。
また流祖の作阿(さあ)上人像は、国立京都博物館に寄託されています。



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金蓮寺


写真は、表門と庫裏。

金蓮寺(こんれんじ)は元々四条寺町にあった時宗寺院で、四条道場と云われていました。
今も現地に残る染殿院は、金蓮寺の一塔頭でした。
そのため京都時宗道場御朱印めぐりの1つですが、御朱印の授与は染殿院になっています。

アクセス
鷹峯を目指します。
北1系統ないしは6系統で、北木ノ畑町で下車します。
バスの進行方向に約60m歩くと右手に公園があるので、ここを右折します。
さらに約80m先に錦綾幼稚園への道があるので、これを左折します。
この道の先の左手が錦綾幼稚園で、右手に金蓮寺があります。

錦綾山 豊国院 太平興国金蓮寺という山号なので、幼稚園はお寺の経営なのでしょう。
鎌倉時代、後伏見天皇の女御の難産に際し、浄阿真観が授与した護符に効果があり、後の光厳天皇が無事生まれました。
その褒美に四条京極の祇陀林寺を与えられ、道場を作り、四条道場の金蓮寺として隆盛したそうです。
室町時代には七条道場金光寺との対立により2度焼失。
その後も足利家歴代の葬儀の際に確執が続いたそうです。
時は流れ江戸時代から境内の売却が続き、1930年頃の新京極の造成に伴い現在の鷹峯に移ったそうです。

表門を入ると正面に庫裏、右手奥に弁天堂があります。
本尊は阿弥陀如来坐像だそうですが、本堂は庫裏の奥らしくお参りは出来ていません。



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宝福寺 清水道


写真は、表門と本堂。

宝福寺は清水道にある時宗寺院で、京都時宗道場御朱印めぐりの1つです。

アクセス
市バスで東大路通の清水道で下車します。
東山五条の交差点から約200m北上した左手に、宝福寺の門と新しい本堂があります。

宝福寺は奈良時代に行基が鳥部野に開いた鳥辺野道場を元にしています。
南北朝時代に時宗寺院となりその後は長く荒廃していましたが、2018年に再建されました。

表門入ると正面に本堂、左手に納経所があります。
本堂の内陣中央には親恋地蔵と云われる地蔵菩薩像がお祀りされており、縁結びの御利益があるそうです。
荒廃していた時期は長楽寺に預けられていたそうです。

御朱印を頂く時、納経所に誰もおられなければ、「3軒隣のメリメロ(フレンチのお店)を訪ねてください」と書いてあります。
南側の3軒隣にメリメロがあるので、お店が閉まっていればお宅のインターフォンを押すと対応してくださいます。
専用朱印帳に書置きされたものがあり、それに日付を入れて差し替えます。



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総本家ゆどうふ奥丹清水


写真は、表門を入ってすぐの玄関。

総本家ゆどうふ奥丹清水は三寧坂を北上し、左カーブになり二年坂と八坂通に分岐する丁度角にある湯豆腐屋さんです。

アクセス
市バスの清水道のバス停で下車し、清水坂(松原通)を上ります。
約380m上ると右手の五条坂と合流します。
その左手に下りの階段があり、これが三寧坂です。
三寧坂を下り約200m進むと道なりに左にカーブします。
カーブした先の右手に二年坂への下り階段、その少し手前の左手に総本家ゆどうふ奥丹清水の表門があります。

総本家ゆどうふ奥丹は「奥の丹後屋」として江戸時代中期に、当初は精進料理屋として創業されたそうです。
この清水店は元は醤油醸造で財を成した石橋氏別邸として大正2年に建てられたものだそうです。それを昭和50年に先代が買い取られお店にされました。

メニューはいろいろありますが、主に2つ。
「お決まり一通り」(3000円)と「昔どうふ一通り」(4000円)です。
いずれもごま豆腐、木の芽田楽、とろろ汁、ゆどうふ、精進てんぷら、ご飯、香の物のセットですが、お豆腐が違います。
昔どうふは以前からの作り方でやや硬め、お決まりは新しい製法でやわらかめだそうです。

内部です。
表門を入ると右手に小屋があり、お会計は帰りにこちらでします。
正面には写真のように前庭をまたいで玄関に至る橋が架かっています。
玄関の突き当り左手が6畳間2つと縁があるお部屋で、外には池のある錦翠の庭が拡がります。

玄関の右手に8畳間が2つあり、数寄屋風の連子窓があります。
この部屋の前から奥への廊下が続きます。

廊下を進むと左手に6畳間+4畳間。
こちらには広い床の間があり、外の2面が錦翠の庭に臨んでいます。

廊下の正面に2階への階段。
右手はロビーのように広くなっており、サイン色紙などがガラスケースに展示されていました。

さらに奥に進むと下り階段になります。
お店は奥に行くにしたがって敷地が下っているようです。

階段を下りて左手がトイレ。
正面には6畳間、右手に進むと奥に3畳間が2つあり、床の間の鴨居が亀甲竹だったり数寄屋の遊び心のある設えになっていました。
 


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天龍寺 妙智院、西山艸堂


写真は、表門

天龍寺の塔頭寺院の1つで、2/3の天龍寺七福神めぐりでは宝徳稲荷をお祀りしています。
境内では嵯峨野で一番古い湯豆腐店といわれる西山艸堂(せいざんそうどう)を営業しています。

アクセス
嵐電の嵐山駅を出ると、目の前に長辻通があります。
この道の右斜め向かい側に西山艸堂の表門があります。
また長辻通を右に少し進んだ先に天龍寺の石柱があり、ここを30mほど進んだ左手に妙智院の表門があり、どちらからでも入れます。

長辻通に面した表門を入って奥に進むと右手に奥の門があります。
これを入った正面に西山艸堂があり、右手の奥に宝徳稲荷と家光弁財天のお社があります。
この周辺は苔がきれいなお庭になっています。
またこのお社の左手の参道を進むと、左手が庫裏で右手が前述の妙智院の表門になります。

西山艸堂
奥の門をくぐると、正面にお食事を頂く書院があります。
まずは右手の受付に声を掛けます。
すると席に誘導して下さいます。

メニューは湯豆腐定食、3500円の1つのみ。
・胡麻豆腐、飛竜頭
・八寸(湯葉寿司、小茄子田楽、茸の柚和え)
・精進揚げ (自然薯の磯辺揚げ、湯葉、獅子唐)
・湯豆腐(森嘉の豆腐)
・ご飯、香の物
です。



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