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妙顕寺 十乗院


写真は、庭園

十乗院(じゅうじょういん)は、妙顕寺の塔頭寺院で通常は非公開ですが、春や秋に二人展という個展をされています。

アクセス
寺町寺ノ内の交差点を東へ進みます。
宝鏡寺や裏千家のある小川通を通過した先の左手に、妙顕寺の表門があります。
この表門の左手から舗装道路を進みます。
やがて右手に妙顕寺の庫裏が見えますが、この境内への入口の左手に十乗院の表門があります。

二人展は御住職とその妹さんが、絵画や折り紙の作品などを展示されており、以前は春にしておられたそうです。
2014年はお二人の他にもお仲間が作品を展示され、11/22と11/23に開催しておられました。
入場は無料です。

表門を入ると正面に玄関、左手に小さな庭園があります。
玄関を入ると右手にまずお部屋が2つあり、そちらに御住職の妹さんの折り紙の作品と、それを作る材料があり、子供さんが造られていました。
さらに奥のお部屋には御住職の絵画が展示されており、その隣のお部屋が仏間でした。
須弥壇は日蓮上像、釈迦如来と多宝如来像と日蓮宗の形式です。
天井が折上格天井になっていました。

さらに奥にお部屋が2つあり、1番奥のお部屋ではお茶席をされていました。

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2015(平成27)年 春季京都非公開文化財特別公開の速報


写真は、本圀寺の表門

さて昨日くろさまより、春の非公開文化財が公表されているとの情報を頂きました。
基本的な公開期間は、4/29(祝)~5/10(日)です。

さて個々の細かい評価は今後の分析に委ねるとして、今回は速報と感想だけ。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

C-2 上賀茂神社
D-3 大徳寺 本坊法堂
A-2 廬山寺
A-1 下鴨神社
C-2 檀王法林寺
C-3 金戒光明寺 山門
E-2 知恩院 大方丈、小方丈方丈庭園
B-3 東福寺 三門
A-2 毘沙門堂
E-3 当麻寺
A-2 本圀寺
E-3 西念寺
B-3 東寺 五重塔
E-2 仁和寺 金堂、経蔵
E-3 仁和寺 遼廓亭、飛濤亭
D-3 妙心寺 三門
E-2 伏見稲荷大社 御茶屋荷田春満旧宅
A-1 城南宮
A-2 石清水八幡宮

感想
まず今回珍しいのは当麻寺でしょうか。
しかしここも一昨年に独自公開されているので、弱冠の2番煎じ感はあります。
廬山寺の元三大師堂は2012秋以来です。
檀王法林寺はほぼ寺宝系です。
毘沙門堂も通常非公開の霊殿が公開ですが、春と秋は公開しています。
本圀寺も通常公開していますが、経蔵だけは珍しいです。
西念寺は2013年秋以来です。完全にB系です。
仁和寺の遼廓亭と飛濤亭は、5名以上で予約すれば拝観可能ですが、一般的には5名集まるのは難しいでしょう。
伏見稲荷の荷田春満旧宅と御茶屋も久しぶりな感じです。

レアっぽいのはこの辺りでしょうか。

個人的にはすべて既訪なので、1つだけでも未訪問があればうれしかったです。

現在(2015/4/14)、
2015(平成27年)春季京都非公開文化財特別公開の分析
を掲載中です。

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京都府公館 庭園


写真は、庭園

京都府公館の庭園が、11月上旬に開催される府庁界隈まちかどミュージアムで公開されました。

アクセス
地下鉄烏丸線の今出川駅で下車し、6番で出口から出ます。
出て右折して直進します。
金剛能楽堂を過ぎたすぐ隣、出口から約400mの右手に京都府公館があります。

玄関から入ると左手に受付があり、記帳します。
説明書きを頂き、左手から奥に進みます。
レセプションホールを抜けて庭園に出ます。

庭園の右手に大きな池があり左手中央へと流れていきます。
中島には大きな松もあります。
左手前には州浜のように迫り出しています。
左手に回り込むように続く苑路を進みます。

庭園の奥は築山になっており、お茶室があります。
茶室前の梅見門をくぐると左手奥に大きなえのきがあり、正面に立礼席のお茶室があります。
さらに右隣に隣接して、4畳半台目のお茶室があります。

お茶室を通過して右に進み、築山から緩やかな階段を下りてくると、池に架かる石橋があります。
これを渡ると中央の州浜部分に来て、元に戻ってきます。



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2015 1/12の拝観報告2 最終(頂妙寺)


写真は、本堂(左手)、大黒天堂と祖師堂(右手)

大原から車で帰ってきます。
川端通をそのまま南下して、二条通へ。
10:00にやって来たのが、京の冬の旅の頂妙寺です。

今回の概要は、既に本編に追記しました。

拝観開始前に着きましたが、結構おられました。
最初の本堂での説明時には50名ほどおられたと思います。

本堂内部と庫裏での牛図などの寺宝公開。
感想としては、全く初めてならそこそこかもしれませんが、既に本堂内部をみているものとしては正直もの足りない感じでした。
祖師堂ぐらいは開けてもよかったのでは・・・。

それに牛図も2幅が展示替えですからね。

目新しさはあったものの、個人的にはもう少し公開して欲しかった感が残りました。

これと由緒書きがリニューアルされていました。
メジャーチェンジですね。
今回の公開で変えたのでしょうか。

この日はこれで帰宅。
午後からはお墓詣りに行きました。

家族全員、先日の疲れが残っているようでした(笑)。

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千両ヶ辻2 冨田屋


写真は、冨田屋

冨田屋(とんだや)は、明治18年から千両ヶ辻にある西陣織の問屋さんです。
町屋の建物は国の登録有形文化財に指定されており、普段は事前予約にて2000円で内部を見学できます。
さらにお茶席体験や伝統弁当などのオプションもあります。

秋分の日の西陣伝統文化祭当日は、予約不要で1080円で内部が見学できます。

まずは表の母屋から。
向かって左手の表蔵は、今では事務所です。
母屋との間の通り庭には、普段から使用される井戸があります。
また母屋の右手中ほどには竹と白砂の小さな坪庭があります。
大店の奥には苔や緑がきれいな坪庭があり、この奥には2つ目の蔵があります。

本来この奥は、家の方や重要なお客様しか入れないエリアだそうです。
蔵の左手の廊下を進むと右手奥に3つ目蔵の“寶蔵”があり、その前には坪庭があります。
寶蔵は漆が塗られており、なんでも神様をお祀りする蔵だそうです。
そしてその前の坪庭には一面のグレーの砂に、白砂が天の川のように散りばめられており、光の具合によっては光るそうです。

廊下の左手には応接間として使われる座敷があります。
このお座敷の柱などはまっすぐで節のない非常にいい部材を使用しておられます。
当日のテーブルは、きれいな螺鈿細工でした。
また座敷の廊下側の1畳は板の間になっており、ここで能を舞えるようになっているそうです。
そしてその背景となる後方の庭には松が植えられています。
お座敷の廊下を左へ進むと廊下の端に躙口があり、その奥に4畳半の茶室“楽寿”があります。お客さんが雨でも濡れないように、廊下に躙口があるそうです。

鰻の寝床といわれる町屋の奥の深さと奥の座敷の見事な設えは、共に“表からは伺えない”ものであり、京都らしかったです。

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2015 1/12の拝観報告1(大原 浄楽堂)


写真は、開扉された浄楽堂

この日は3連休の最終日。
初日の1/10は次男の幼児教室デビュー。
2日目はコメントにも書きましたが、朝から西宮のキッザニア甲子園へ。
年に2回行くことにしています。
冬と6月。
冬は外が寒いから。
6月は雨が多いから(笑)。
今回も未体験の電力会社やソーセージ工場などに行って大喜び。
終わってからは、西宮ガーデンズに付き合って貰いましたが(笑)。

夕食も済ませての帰宅でしたので、この日は皆さんお疲れです。
しかしその家族のお疲れのスキを突いて、僕はAM拝観です(笑)。

まずは8:20頃に車で大原へ。
大原の手前にある上野の浄楽堂へ。
成人の日は、浄楽堂がご開帳されます。

スーメテさまに教えて頂きました。

9:00前に着きましたが、既に地元の方が後で行われる神事の準備をされていました。
また詳細は今後の本編に掲載します。

要は普段は閉まっているお堂が、成人の日と地蔵盆でご開帳されるので来たということです(笑)。

一緒に惟喬親王のお墓もお参りしました。

あまり観光で来るようなところではないですが、十一面観音、阿弥陀如来と地蔵菩薩にお参りして、9:20頃には市内へ戻りました。

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千両ヶ辻1 西陣伝統文化祭


写真は、北原家の坪庭

千両ヶ辻とは今出川大宮周辺の地域を差し、西陣織で栄えた街です。
かつては1日に千両に値する生糸が動いたといわれるほど栄えたため、千両ヶ辻と呼ばれるようになりました。
今でもその町並みは、京都市から“界わい景観整備地区”に指定されています。

普段から内部を見学できる町屋は冨田屋(とんだや)ぐらいです。
しかし堀川通に面した晴明神社の縁日である秋分の日に合わせて、大宮通の今出川を下がったあたりで、西陣伝統文化祭が催されます。

各店先で西陣織の小物などの販売や、普段は見られない町屋内部を見学できたりします。
南側から主なものを挙げます。
・冨田屋内部の有料見学(詳細後述)
・北原家 大宮庵の町屋内部と坪庭
・岡田邸の内部坪庭。坪庭は大きな灯籠と手水鉢が目を引きます。
・パンケーキ ラインベックの特別メニュー
・水野克比古町屋写真館の坪庭
・水野家(水野比呂彦邸)の野点茶会
などがあります。
10:00~17:00で、ちゃんと駐輪場も用意されています。

また元誓願寺通を西に進んだ箔屋野口さんの町屋拝見やお庭
大宮通の1本西の松屋通一条下がるの宿屋 田の屋さんの2階座敷に吊り床なども見どころです。




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2015 1/3の拝観報告(大福寺 元三大師御開帳)


写真は、本堂内陣

1/3は前日夜からの降雪で、再び激しい積雪でした。
この日は妻の実家に行く予定でした。
これだけ降れ逆に迷うことなくタイヤチェーンを蒔くしかないので、朝から既に巻いておきました。

妻は準備に時間がかかるので、いつも出発が10:00前ぐらいになります。

そこで9:00前から1人で徒歩でお出かけ。
なかなかの雪で大変でした。
寄り道した革堂こと行願寺の写真を見て頂ければ分かるのではないでしょうか。
そして向かったのは、麩屋町夷川下がるの大福寺です。

1/3は元三大師像のご開帳です。

上の写真、中央のお厨子が本尊の薬師如来像。
その右手の開いているお厨子が元三大師像です。
少し隠れ気味になっていますが(笑)。

ちなみに本尊の薬師如来像は、1/17にご開帳です。
すべて本編に記載しております。

帰りに雪の積もった道を注意深く歩いていたら、スペイン人観光客に「西山旅館はどこか?」と聞かれました。
もちろん知りませんが、地図を持っておられたので、探してあげましたよ。
途中で「雪はよく降るのか」と聞いてこられたので、「こっちが驚いている」と答えておきました(笑)。
最後に見つかった時は、抱き合って喜びました(笑)。

彼らにとって京都の、しいては日本旅行のいい思い出の1つになっていれば幸いです。

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長栄寺


写真は、本堂(左)と地蔵堂(右)

西陣 千両ヶ辻の近くにある浄土宗寺院です。

アクセス
堀川通の丸太町と今出川の間に中立売通があります。
堀川中立売を西へと約200m進み大宮通へと右折します。
そこから約250m進むと左手角に富田屋があり、これを左折します。
左折してすぐ右の露地の奥に長栄寺があります。

通常は非公開ですが、2014年10/8の浄土宗特別大公開で13:00~15:00まで公開されました。

路地の奥の表門を入ると、右手前に鎮守社、右手に土倉のような地蔵堂があります。
当日地蔵堂は公開されており、延命地蔵菩薩の石仏と周囲に小さな地蔵菩薩が無数にお祀りされていました。
正面に本堂があります。

本堂に入ると内陣中央に阿弥陀如来像、右手奥に法然上人と善導大師像がお祀りされていました。
本堂左手には書院が連続しており、書院の左には書院の前庭がありました。

また本堂右手には尼僧と女性の描かれた掛け軸が掛かっていました。
ご住職にお伺いするとこれは同一人物で、戦国大名鍋島家の息女で当寺を創建した長栄院だそうです。
1600年頃のことだそうですので、鍋島直茂の娘なのかもしれません。

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2015 1/1の拝観報告14 最終(玉台寺 弁財天ご開帳)


写真は、狛弁財天

14:20に八幡市駅を出て、中書島駅へ。
宇治線に乗り換え、木幡駅でJR奈良線に乗り換えます。
城陽駅でさらに乗り換え、やってきたのが木津川市の上狛駅です。
なんと着いたのが16:00前。
覚悟はしていましたが、乗り継ぎ悪すぎです。

後から思えば、京阪で伏見桃山駅か丹波橋駅まで行ってから、近鉄の大久保駅へ。
そこからJRの新田駅に乗り換えた方がよかったのでしょうか。
あの時は頭に近鉄という選択肢がありませんでした。
いずれにしても諸悪の根源は、「JR奈良線が単線で本数が少ない」ことなので、あまり大差はなかったのかもしれません(笑)。

さて上狛駅から農道、そして山道、竹林を歩いて、やって来たのが玉台寺 (ぎょくだいじ)です。
正月の3が日は弁財天をご開帳しておられます。
スーメテさまからの情報でした。

なんとか16:00過ぎに着いて、お参りさせて頂きました。
そころが皆さんご存知、1/1の16:00過ぎです。
どんどん雪が降ってきました。

しかも上狛駅に着いた際にチェックしたら、京都方面行きは16:20、16:50です。
16:20を逃すと30分待ち・・・。
それはキビシイ。
ということで、ダッシュで上狛駅に戻りました。
普段から毎朝2km走っている成果が出ました(笑)。
ほとんど息が切れないです。
雪で5分ほど電車が遅れたこともあり、無事16:20発(実際は16:25)のに乗れました。
しかしこれも雪の影響か、木幡駅付近の信号異常で、50分近い遅れが・・・。
東福寺駅でJRから京阪に乗り換えた段階で、18:00前。
七条駅に着くと、路面は雪一色・・・。
自転車をコイン駐輪場に置いて帰るのもイヤだったので、結局川端七条から堀川丸太町まで押して帰りました。
結局自宅に着いたのは19:15頃でした。

まあなんとも思い出に残る元日でした。

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浄円寺


写真は、本堂

浄円寺は西陣にある寺院で、あの池田屋の主人池田屋(入江)惣兵衛の墓があります。

アクセス
丸太町七本松の交差点を、洛和会丸太町病院の角から北へ向かいます。
丸太町七本松から約150m、最初の信号のある交差点を左折します。
曲がってすぐ右手に浄円寺の表門があります。

表門を入ると右手に庫裏、正面に本堂、左手奥に墓地への通路があります。

本堂に入ると、内陣中央に本尊の阿弥陀如来像、左手に善導大師、法然上人や地蔵菩薩像がお祀りされていました。

墓地にも案内して頂きました。
墓地に入って左手中央ぐらいに池田屋惣兵衛のお墓があります。
左手に石碑があるので分かります。

池田屋に新選組の手入れがあった際、惣兵衛は2階へ大声で急を知らせたそうです
惣兵衛は家族を連れて親戚宅へ逃れ、自分も隠れましたが翌日捕えられ尋問の上、入獄となりました。
結局、約1月後に六角牢内にて42歳で病没しました。
家族が遺骸をこの浄円寺に葬りました。

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2015 1/1の拝観報告13(単伝庵)


写真は、本堂と大黒堂

泰勝寺の後、少し寄り道です。
単伝庵に行ってみました。

行った理由の1つ目は、らくがきの出来る大黒堂はお正月に内装を張り替えるらしいので、本当に正月はまだきれいなのかを見たかったのです。
それは本当にそうで、まだまだ真っ白な状態でした(笑)。

そしてもう1つの理由は、箸供養についてお伺いしたかったのです。
2/3、5/3、8/3、11/3に単伝庵では箸供養をしておられます。
これは一般でも参加できるのか、参加できるなら何時からなのかを知りたかったのです。

庫裏に入ってまずは御朱印帳を取り出し、御朱印を頂きました。
最初から聞けばいいんですが、そういうところは小心者です(笑)。
ますは御朱印で警戒心を解いてから、最後にお伺いしました。
結果は、
・一般でも参加可能
・11:00開始
・精進料理が出るので、予約した方がありがたい(当日でも受付可ですが)
とのことでした。

そのうち行こうと思っています。

最後に。
単伝庵の由緒書きが、マイナーチェンジしています。
写真やレイアウトは同じですが、単伝庵と書かれた表紙の背景が紫色→茶色になっています(笑)。

ここで14:00頃でした。

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本昌寺


写真は、本堂

本昌寺(ほんしょうじ)は千本丸太町の北西にある日蓮宗寺院で、各種イベントの会場になったりします。

アクセス
丸太町七本松の交差点を、洛和会丸太町病院の角から北へ向かいます。
丸太町七本松から約300m、右手に地福寺を通過した次の右T字路を右折します。
約70m先の左手に本昌寺の表門があります。

1663年に日円上人により開創。1704年に日従上人が整備されたそうです。

今回は2014/10/19の本昌寺フェスタでの模様です。

表門を入ると日蓮上人像が正面にあります。
前庭の中央にはそれは大きく見事な松があります。
左手には鎮守社、松の背後に本堂があります。

当日はこの前庭で子供達が遊び、軽食の販売をしていました。

本堂に入ります。
2階建てで、内陣は2階です。
玄関を上がった右手に御住職がおられ、そこで御朱印を頂きました。
正面の廊下の奥には書院があり、マッサージなどの癒しコーナー(有料)になっていました。
玄関左手の階段を上がると、本堂です。
内陣中央には日蓮上人像、釈迦と多宝如来など日蓮宗の内陣の陣容です。
本堂左手奥には日従上人像、右手奥には大黒天像や七面大明神像がお祀りしてありました。

当日の本堂ではスーツや手作りアクセサリーなどのショップが並び、13:00~はジャズライブもありました。

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2015 1/1の拝観報告12(泰勝寺 特別公開)


写真は、茶室 閑雲軒と露地庭園

丹波橋駅に戻り、さらに京阪電車で大阪方面へ。
八幡市駅で下車します。

ここは当然人が多いです。
石清水八幡宮が目の前の山の上にありますからね。

しかしここも当然のようにスルー(笑)。

参道脇をすり抜けて、やって来たのが泰勝寺です。

ここはお正月3が日は特別公開しておられます。
門前にも「特別公開中」と書いてあり、拝観料500円と明記してあります。
ここまでハッキリして下さると、こちらも安心です(笑)。

御住職とは久しぶりの御対面。
ここは予約拝観も出来るのですが、御住職がお忙しくてなかなかこちらと都合が合いませんでした。

今回も方丈の檀那の間でお茶菓子と昆布茶を出して下さいました。
予約拝観と要領は同じです。
そして庭園、お茶室と宝物館をゆっくり見せて頂きました。

今回はお茶室の閑雲軒の窓や躙口も全開でしたので、泰勝寺はお正月の特別公開が1番いいのかもしれませんね。

ちなみに本編の写真も入れ替えました。

庭園もきれいですので、未訪問の方は是非1度行かれてみてはいかがでしょうか。

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光清寺


写真は、心和の庭

光清寺(こうせいじ)は西陣にある寺院で、重森三玲の庭園があることで知られています。

アクセス
丸太町七本松の交差点を、洛和会丸太町病院の角から北へ向かいます。
丸太町七本松から約300m、右手に地福寺を通過した次の右T字路を右折します。
約70m先の右手に光清寺の表門があります。

基本的に拝観は断られます。
庫裏前の心月庭は表門からでも見えますが、本堂前の心和の庭は門の隙間からしか見えません。
しかしその門も1/1~1/3や、8/13~8/16は開けておられます。

表門の脇の小口から入ると右手が庫裏で、その前に心月庭があります、
正面に真っ直ぐ石畳の参道が続き、突き当りには門があります。
この門の奥が本堂前庭の“心和の庭”で、右手奥に本堂があります。

石畳の左には鐘楼があり、左手前には弁天堂があります。
弁天堂の右側面には牡丹と猫の絵馬があります。
これが出水の七不思議の一つ、浮かれ猫です(これはレプリカ)。
江戸時代後期、この辺りには遊里がありました。その遊里の弦歌につられて、絵馬の猫が女性に化けて踊り出すと大騒ぎになった。
それを聞いた住職が法力で猫を絵馬に閉じ込めたのだが、絵馬の猫の化身が「もう世間を騒がせないから許してくれ」ということで、
法力を解いてやったという伝承があります。

心月庭は州浜形の築山の上に石組がある庭園で、心和の庭は白砂に苔が州浜形に配され、その上に立石が配されています。
奥は竹垣になっており、右手は本堂です。

本堂内部
毎月1回日曜日、AMに写経会、PMに座禅会が事前予約制であります(HP参照)。
庫裏から入り、まっすぐに奥に進みます。
途中の右手に書院とその前庭があり、突き当りが本堂です。
書院は8畳間が3つあり、2023年秋の特別公開ではこちらで呈茶がありました。
本堂の内陣中央には本尊の聖観世音菩薩立像お祀りがされています。
また本堂の左手には浮かれ猫の額のホンモノが掛けられていました。



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