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上徳寺
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写真は、右が本堂、左最奥が地蔵堂
世継地蔵で有名です。
場所は河原町五条周辺です。
河原町五条を五条通に沿って西へ進みます。
最初の富小路通に左折します。約50mの右手に上徳寺の表門があります。
このあたりもかつての源融の邸宅であった、河原院の跡地だったそうです。
徳川家康が側室の阿茶局らを弔うために建立したお寺です。
正面に本堂があります。
かつての本堂は天明・元治の大火で焼失したため、現在の本堂は明治期に永観堂の祖師堂を移築したものだそうです。
本尊は快慶作と云われる阿弥陀如来像です。
本堂の左手奥に地蔵堂があり、ここに世継地蔵がお祀りされています。
この世継地蔵に祈願すると世継が授かるということで、子授け、安産などの祈願に来られる方が多いです。
さらに境内には、はがため地蔵尊、身代り地蔵尊や阿茶局の墓もあります。
阿茶局の墓は本堂左手奥の戸口から墓地に入ってすぐの右手にあります。
案内もあるのですぐに分かるでしょう。
通常は堂内の拝観はありません。
世継地蔵尊大祭
また毎年2/8には世継地蔵尊大祭が行われます。
9:00~16:00まで地蔵堂の前で粕汁の接待が、また10:00から地蔵堂で十種福祈願の法要、14:00から本堂の前で護摩供養があります。
本堂
2014年10/11、2015年10/10の浄土宗特別大公開、2023年京の冬の旅で内部が公開されました。
本堂内陣中央に本尊で快慶作と云われる阿弥陀如来像が、右手奥には法然上人像と善導大師像がお祀りされていました。
本堂左手に阿茶局の肖像画、その右に家康公の肖像画、左手に秀忠公の肖像画が展示されていました。
客殿
2018/4/29の淡交会 青年部のお茶席がこちらであったのと、2023年京の冬の旅で内部が公開されました。
庫裏から入り、左手に進むと8畳の一ノ間(桜の間)とニノ間(もみじの間)があります。
聖護院の貴族屋敷を移築したものだそうで、書院造りで紅葉などの襖絵が描かれており、四隅に蚊帳を吊る金具が付いています。
また前庭はきれいな枯山水庭園でした。
地蔵堂
2020年8/29、そうだ 京都、行こうの企画「ご縁を結ぶお地蔵さまめぐり 下寺町エリア」、2023年京の冬の旅で内部が公開されました。
内陣の奥に結構大きな地蔵尊の石仏がお祀りされていました。
コメント ( 3 ) | Trackback ( )
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世継地蔵以外は、全て写真撮影OKには、正直びっくりしました。
もちろん、徳川家康公,徳川秀忠公,阿茶の局の肖像画OKです。
3月19日までにもう一度、訪問したいですね。
以前、連絡してからですが阿弥陀様を拝ませて頂きました。
他にも連絡すれば拝ませて頂ける檀家寺さんも多いです。
大抵、写真撮影許可されます。
それがなんと東京国立博物館に今日までいらっしゃる事が判明、急遽出かけてお目にかかってきました。
本堂ではおそらく遠くのお厨子の中でしょうが、博物館ではガラス越しとはいえお近くでお姿をじっくりと観察させていただきました。
京都へお帰りになったら特別拝観があるといいですね。