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2013 8/11の拝観報告1(山田家住宅)
写真は、庭園。
前日の8/10は家族で琵琶湖に湖水浴に行きました。
帰宅後、次男が発熱と嚥下時痛を発症。
そして翌朝、やはり手、足と口に皮疹が・・・。
京都市でも警報が出ている”手足口病”ですね。
まあどのみち特効薬はないのでしかるべき指示を出し、後事は”専属の元看護師”さん(笑)に託して、僕はAM少しだけお出かけです。
この日のAMは、京都市の南に隣接する久御山町の東一口にある、山田家住宅の一般公開がありました。
さらっと流しましたが、”東一口”・・・読めましたか?
”ひがしいもあらい”と読みます。
京都検定にも出てくる京都の難読地名の1つです。
京都市南部の地図を見ると、京滋バイパスと第2京阪が交差する大きな久御山JCTがあります。
この近くです。
普段は内部は非公開ですが、この日のAMだけ無料で公開されました。
たまたまリビング京都を見ていて、このイベントを発見しました。
山田家は巨椋池の漁業を取り仕切る大名主で、苗字帯刀を許されていたそうです。
9:00からでしたので、9:00に到着しました。
今回初めて来ました・・・というかこの記事を見るまで、その存在も知りませんでした。
裏道にあるのであまり目立ちませんが、みればなるほど立派な長屋門です。
受付をして中に入ります。
朝から”ハスの生け花教室”をされていたので、結構たくさんの方がおられました。
内部の詳細は、後日の本編でご紹介致します。
庭園もありましたが、今はあまり手が入っていない様子。
しっかり手入れをすれば、もっときれいになりそうなポテンシャルがありそうなお庭でした。
山田家住宅は近々、久御山町に寄贈されるそうですので、今後は公開のチャンスもあるかもしれません。
ただし、アクセスが”メチャ悪”ですけどね(笑)。
10:00過ぎに帰宅しました。
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11日の午後に、何気にこのブログの「8月の特別拝観」をチェックをしていて、山田家を見て、検索して以下の記事を見つけました。
http://www.kyotoliving.co.jp/article/130803/last/e/index.html
しかし、時すでに遅し・・・でした。午前中で終了!
以前、蓮情報でご紹介した内田蓮園の蓮の師匠のご子息夫妻が載ってました。
今年は蓮園にお邪魔する機会がなかったのでイベント情報入手しそこないました。
僕自身は蓮より建築に興味があったんですけどね(笑)。
ぼっちゃんの手足口病が順調に回復しますよう願っております。
週末からの東京遠征までに復活されますように。
東京出発前の奥様の心労お察しいたします。
手足口病と診断した際に妻に「どうしたら治るの」と聞かれたので、「どうもこうもない。自然治癒や」と答えました(笑)。
幸い日々皮疹も軽快していますが、舌の皮疹が食事の際に少ししみるようです。
今は長男への感染に細心の注意を払っております。
色々検索してみましたが、其処まで行き着く方法が見つけられずに断念しました。
車の選択肢も考えましたが、先週ミホミュージアムに行ったばかりだったので・・・どちらもアクセスに難ありです。
お子さんの手足口病は旅行前で心配ですね。
でもドクターとナース完備ですから一般家庭とは違いますが、お大事に。
だから普段から自分で地図を見ておかないと(笑)。
>アクセスに難ありです
いずれにせよ、それだけは間違いないですね。
>ドクターとナース完備ですから一般家庭とは違いますが
病気についての知識があるので無用な心配は少ないですが、子供が辿る経過は同じことです。
でもその無用な心配がないだけでも随分マシなのかもしれません。
料金は?です。(乗ったことがありませんが、東京からの蓮園へのお客様はこの方法で来園)
大阪方面から来るときは京阪淀駅でもよいかもしれません。
このイベントの日は久御山町役場から9時半に送迎バスがあるとリビング紙上に載ってました。
久御山町役場までは近鉄大久保駅または京阪淀駅より京阪シティバス・京阪宇治バスで久御山町役場前下車です。
残念でしたね。来年に期待しましょう。
京阪淀駅から1時間に1本ですが。
西ルートで前川橋か、一つ手前で下車すると山田家近くまで行けると思います。
春は前川の桜並木が美しい所ですので、役場の管理になればこの時期の公開もありですね。淀駅からのウォーキングイベントとか。
http://www.town.kumiyama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000000/452/nottekoH25.pdf
手足口病とはかわいそうに。お大事になさってください。うちも琵琶湖浴行くので気をつけます。
他には、
太秦
雲母坂
羽束師(京都では有名)
化野
樫原
物集女
菟道
間人
上終町
鶏冠井
なんかもありますね。
10点中、何点取れるかな(笑)?
山田家住宅の長屋門立派ですね。石垣というか基壇というか、そのうえに門があるのですね。
洪水への備えもあったのでしょうか。この大庄屋よく残りました。次の公開の時は是非行きたいです。
それに巨椋池の歴史も知りたいです。
大体、京都は100万年前の太古は大阪湾まで連なる広大な湖底だったそうですね。
宇治川、鴨川などからの土砂が堆積して、次第陸地になったとか。
巨椋池は最後に残った湖だったのですね。
正にその通りです!
>次の公開の時は是非行きたいです
久御山町のものになれば、眠らせておいても仕方がないので、”週末公開”ぐらいにはなりそうな気がしますね(笑)。
今年は巨椋池干拓工事が始まった1933年から80年に当たるようです。
http://www.city.uji.kyoto.jp/0000011838.html
宇治市歴史資料館は宇治市文化センター内にあります。
大きくても小さくても「おぐら」ですよね。高浜巨と同じくらい読めませんでした。
地名ではないですが「半木の道」が読めませんでしたね。
足立美術館の落合朗風「洛外風趣」四幅のひとつに「巨椋池の蓮」(1926年)があります。
文人も観蓮に巨椋池を訪れ、和辻哲郎は昭和初期に谷川徹三と夜明けに船を出し蓮の中を彷徨う様子を「巨椋池の蓮」として、後に「新潮」1950年8月号に発表しています。今は和辻哲郎全集の中におさめられています。
お盆前は蓮の花の出荷、冬は蓮根掘りと、また四季を通しての景勝地であったそうです。
水草の宝庫としても貴重で京大の三木茂博士(生きた化石メタセコイアの発見で有名)は昭和2年巨椋池の水草の調査をし「山城水草誌」を著し、150種余りの水草を確認しています。日本の水草の80%が生息していたということです。
訪れた時間には、京都府立植物園の前園長の方のお話中で、そのあと現在の当主の方の解説がありました。
当主の方は若い頃から関東在住らしく、長いこと本人はこちらには住んでいらっしゃらないということでした。
久御山町への寄贈も既に先月済んでいるらしく、その内一般公開や文化施設として利用されるようですね。