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新居家住宅


写真は、離れの庭。

新井家住宅は淀にある大正末期の邸宅で、登録有形文化財に指定されています。

アクセス
京阪電車の淀駅で下車し、中央出改札口から出て左手の4番出入口から道に出ます。
正面の道を競馬場とは逆の右に進みます。
約150m先の高架下の交差点を左折します。
約200m先でT字路になるので右折。
ここから約300m直進すると左手奥に文相寺が見えるので、ここへ左折します。
約40m先の左手に新居家住宅があります。

大正15年に上棟され、昭和12年に2代目のオーナーになりました。
その方は橋本の遊郭の経営者で、その時に離れが増築されました。
昭和19年から今のオーナーになり、ほぼ当時のままに直したそうです。

現在もお住まいのお宅なので、通常はお伺い出来みません。
しかし2021/3/21、まいまい京都のイベントで内部に入れました。

外観は表に洋館があり、それに連続して和風の主屋が接続しています。
石段を数段登り、主屋の玄関から入ります。
玄関を入ると4畳半の取次の間があります。
左手に洋館、右手に10畳の和室、正面左手奥に2階への階段があります。

まずは左手の洋館へ。
側壁は漆細工塗りの黒目の壁で、右手奥にはガスストーブの暖炉があります。
暖炉のタイルは泰山タイルの様にカラフルできれいです。

階段で2階に登ると、洋館の2階になります。
大きな窓には3つ並列でステンドグラスが入っています。

玄関に戻り、右手の和室へ。
10畳の和室で、床の間、付書院があります。
襖の桟には矢の意匠。
付書院脇の欄間は梅と竹。
隣の6畳間との間の欄間は、松に鶴。
松竹梅になっています。
10畳の和室の外には表の庭園があり、巨大な鞍馬石の沓脱石があります。

10畳間の奥には6畳間を経て、裏庭と離れがあります。
離れは裏庭より1段高く、庭の上に張り出すようになっています。
離れの床の間や付書院は自然木などを使っており、天井も一部が網代になっています。連子窓もあり、広間の茶室のようでした。


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