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三縁寺 岩倉


写真は、書院(左)と本堂(右)

三縁寺は岩倉にある、浄土主寺院です。
アクセス
白川通を大原へ向かう花園橋も越えて、ひたすら北上します。
叡電の踏切を越えると、やがて右手に比叡病院が見えると本道は左にカーブします。
直進の側道もありますが、さらにその直進の道の分岐部に右折路があるので、それを進みます。
約120m進んだ突き当りに、三縁寺の表門があります。

室町時代後期、天正年間に開創されたそうです。
当初は三条大橋の東詰、高山彦九郎像の辺りに西願寺、養福寺、高樹院と4ヶ寺が並んであったそうです。戦後にいずれも移転し、最後に三縁寺が1979年にこちらに移転してきたそうです。

表門を入ると正面階段の上に庫裏、右手の階段を登った左手に本堂があります。
庫裏と本堂の間に書院があり、書院の前には前庭があります。

本堂の右手から坂を登っていくと墓地があります。
その墓地の中に石の鳥居が見えます。
その奥に幕末の池田屋事件で亡くなった、宮部鼎蔵などのお墓があります。
当時は池田屋の近くにあったため、当寺で埋葬されたそうです。

2018年10/15~10/17に、浄土宗特別大公開で本堂が公開されました。
庫裏から入ると、左手の応接間に池田屋事件で亡くなった大高又次郎が着用した陣羽織などが展示してありました。

廊下を右に進んで本堂へ。
本堂の内陣中央には本尊の阿弥陀如来像、左脇壇には善導大師像と法然上人像、右脇壇には開山の心誉上人像がお祀りされていました。

また内陣の前には「幽霊封じ込め祐天上人名号軸」が掛けられていました。
江戸時代、累(かさね)という悪霊を封じ込める除霊師であった祐天上人が書かれた南無阿弥陀仏の六字名号です。三条にあった頃は、前述の4ヶ寺で管理、お祀りされていたそうですが、最後まで三条に残った当時に最後は託されたので、今でもこちらにあるとのことです。

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