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2019 6/9の拝観報告1(宇多野学区の御陵をたずねて)

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写真は、文徳天皇陵こと田邑陵。

日曜日です。
朝から車で出かけます。
8:30頃に仁和寺付近に到着するも、仁和寺の駐車場は9:00~。
しかし仁和寺近くのコインパーキングは、土日休日は上限なし。
そこで仁和寺前の交差点から、嵐電の線路を超えて府道130号を300mほど南下したところにあるコインパーキングに駐車します。
ここなら土日休日でも、上限700円です。

ここから徒歩で向かったのが、福王子神社です。

この日はこちらに集合で、9:00から「宇多野学区の御陵をたずねて」というイベントがありました。
2週間ほど前に京都新聞に告知が掲載されました。
要するに宇多野周辺にある天皇陵を、解説付きでめぐるツアーです。

僕も天皇陵はあまり行ったことがないので、説明付きなら面白そうだと思い参加しました。
そもそも京都におられた第50代桓武天皇からは、歴史背景込みですべて覚えているので一層楽しめるでしょうし。

参加費は1000円で、40名弱ぐらい参加者がおられました。
結構地元、宇多野の方も多かったようでした。

そもそも僕が知らなかったのは、今の天皇陵は明治22年に当時の宮内省が「天皇陵の場所は決めておかないと具合が悪い」ということで、確証がないままにここと決めてしまっているものが多いそうです。
なので今になって、宮内庁は明言するのは躊躇っているそうです。

最初に今回訪れた天皇陵の天皇の家系図を掲載しておきます。


福王子神社からまずは北へ。
最初にあるのが、第64代 円融天皇の後村上陵(のちのむらかみのみささぎ)。
こちらはすぐです。

さらに妙光寺の方向へと北上します。
妙光寺の境内の左手の階段を登っていくと、2つ目の第62代 村上天皇の村上陵があります。

妙光寺には3回ぐらい来ているのに、村上天皇陵には気付いていませんでした。

一旦、福王子神社に戻り、トイレ休憩。

そして次は福王子の交差点を東→南へ。

3つ目は住宅街の中にある第58代 光孝天皇の後田邑陵(のちのたむらのみささぎ)です。
当時の平均年齢が40代ぐらいの中、50代後半で即位された天皇ですね。

ここから今度は西へ。
天神川通を超えると、坂を下ります。
住宅街をどんどん西へ。
この辺りは来たことがなかったです。
嵐電の桜のトンネルの辺りになります。

4つ目は珍しい内親王のお墓です。
暲子(しょうし)内親王墓。
この方だけ時代が違って、第74代 鳥羽天皇の皇女だそうです。
暲子内親王は、生涯独身で性格も穏健であったそうです。
すると源平の武士がこぞって荘園を寄進したために、現在でいう超お金持ちだったそうです。
まあ内親王に寄進することで、他勢力から不可侵になるという意味合いが強かったではないでしょうか。

そしてここからさらに西へ。
最後5つ目が、第55代 文徳天皇の田邑陵です。
こちらが1番大きな御陵で、池もありました。

ここで下のような御陵印を頂き、11:10に解散となりました。



都草から説明の方が2人来られており説明して頂いたので、ただ1人で来るよりは遥かに楽しかったです。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (なおすけ)
2019-06-10 22:23:58
八条院さまの"お墓"へ行かれたのですね。あの後白河法皇(異母兄)が一目おき、清盛等も手出しできなかった、鳥羽院と美福門院最愛の皇女。大河ドラマ「平清盛」での彼女の描き方は個人的に大いに不満でした。彼女の広大な荘園や、以仁王らの保護が後々、反平家方には大いに役立った御方。侮れません。
 
 
 
なおすけさん (amadeus)
2019-06-14 18:59:28
お返事が遅れました。
先週末に我が家の弐号機、次男くんの公開模試があったため、その対策などで大忙しでした。

結果は同時期の”初号機”を上回る結果を残してくれて、ひと安心しましたw

現地でも説明がありましたが、八条院さんはスゴイ人だったようですね。
 
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