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八千代2(旧上田秋成邸) 本館(南禅寺別荘群散策24)

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写真は、本館 菊の間。

通常のランチは左手の建物ですが、「一組あたり税、サービス料なしで3万円」の食事で予約すれば、右手にある本館で食事を頂けます。
なので結局は4人なら約11,000円、5人なら約7,500円ぐらいの予算になります。
表門を入ると左にまわって玄関へ。
ここから菊の間までは大正4年の建築です。
玄関を入り、左手の廊下を進みます。
廊下の左手に受付カウンター、左手に竹の間があります。
竹の間は次の間が8畳、奥に8畳で左から奥にかけてL字に広縁があります。
右手には床の間と付書院があり、付書院には木瓜が透かし彫りされています。
庭は小川治兵衛の枯山水庭園です。

廊下に戻ると右手にロビーがあり、廊下は左へ。
すぐに右に曲がり、廊下右手に菊の間があります。
右手前が6畳、その奥に10畳、左手にまっすぐ広縁があり、左手の外が庭園です。
欄間は笹の透かし彫り、10畳間は床の間と琵琶棚があり、右手には花頭窓があります。襖には菊の織物が貼ってあります。
庭園は小川治兵衛の池泉式庭園ですが、各部屋に半露天風呂を造られたため、
双方から見えないように、また隣のインクラインから見えないように草を敢えて刈られていないので、鬱蒼としています。
比較的細長い庭園で、池も細いです。
1番手前と奥に石橋が架かっています。

ここまでが大正4年の建築で、ここから奥が昭和20年頃に増築した部分です。
廊下をさらに奥に進んだ突き当りに浮舟の間があります。
こちらは8畳間と2畳の縁、そして半露天風呂があり、かなりきれいにリノベーションされています。
ここから外の庭園を見ると、菊の間とは反対の池の端が見えます。
池のさらに奥側には鶉庵という茶室が見えますが、今は使われていないそうです。

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