goo

京都迎賓館3 特別公開 滝の間、水明の間(京都御苑散策16 最終)

-
写真は、呈茶が行われた夕映えの間。

滝の間や水明の間は通常は非公開です。
しかし特別なイベントで公開されることがあります。

菊花彩る重陽のおもてなし
2017年9/4(月)と9/5(火)に上記イベントが開催されました。
今までのような内部の参観に加えて、能の鑑賞や呈茶などを体験する企画です。
9/4は12:30~14:30、15:00~17:00の2回、9/5は10:00~12:00、12:30~14:30、15:00~17:00の3回あり、それぞれ定員が120名。
事前予約制で、参加費は1人10,000円でした。

9/5の10:00の回に参加しました。
受付は9:30~で、西門から入ります。
地下に入り、金属探知器のチェックを受け、券売機でチケットを購入します。
大きな荷物はロッカー預けます。
そのまま地下で注意事項を聞いて、スロープを上がり正面玄関から入ります。

玄関から右へ。
最初は聚楽の間、夕映えの間などをスルーして、藤の間に入ります。
ここに全員まずは集まって、金剛流の枕慈童を30分観賞しました。

その後10:30からは4班に分かれて、内部見学と呈茶です。
うちの班は桐の間→滝の間(初公開)→和舟→正面玄関→聚楽の間→夕映えの間(立礼席20分 茶碗は北大路魯山人作)→廊橋から庭園→藤の間で、12:00頃に終わりました。

滝の間
桐の間の奥にあります。
22畳の書院造りの間で、昇降式のテーブルが下にあり10名ほどの会食などで使われるそうです。
滝の間の前庭には、その名の通り庭園には大きな滝があります。
通常滝と言えば、一筋の流れ落ちてくるイメージですが、こちらの滝は巨石の上よりお盆から水があふれ出るように大小5つぐらいの筋になって流れ落ちます。
巨石の右手の方は水量の多い、豪快に流れ落ちる滝が3つほど、左手の方は苔むした斜面を伝い落ちるような滝になっており、見飽きることがなかったです。

プレミアムガイドツアー
2020年8月の平日8日間、参観料5000円でプレミアムガイドツアーがありました。
通常の公開+桐の間の内部+滝の間+水明の間の公開でした。

水明の間
通常公開の和舟の奥にある廊下を進んだ先にあります。
次の間を経て中に入ります。
小泉首相とブッシュ大統領の首脳会談に使われた部屋で、水をテーマにしています。
池の水が下まで入り込み、釣殿のようになっています。
天井は船底天井で、ライトのオブジェは京指物の枠に美濃和紙が張ってあります。
床の敷物 緞通(だんつう)には、扇のような波を描いた青海波(せいがいは)文様ですが、ところどころ縁が切り込まれ立体的になっています。
また襖には梅、桜や紅葉が立体的に刺繍されており、光が当たるとさらに輪郭が引き立ちます。

洛中の索引へ

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 2 ) | Trackback ( )