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2013 冬 霊鑑寺 特別拝観の案内(京の冬の旅6)


写真は、春の書院前庭

拝観期間:2013年1/10~3/18
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
市バス5系統93系統203系統204系統にて真如堂前で下車します。
すると歩道橋が1つ近くにあるので、これで東側(山が近い方)に渡ります。
降りたところに左折路があるので、ここを進みます。すぐに突き当りのT字路になるのでこれは左へ。
道なりに右にカーブしながら進むと、片側1車線、対面通行で2車線の道に出ます。
これが鹿ヶ谷通です。左手の角にある”岡村医院”が目印です。
鹿ヶ谷通を渡りさらにまっすぐ坂を登り、哲学の道も超えた突き当りに霊鑑寺があります。

32系統の場合は(1時間に2本)、上宮ノ前町で降りた後方に、
100系統の場合は宮ノ前町で下車しバスの進行方向に少し歩くと、
目印の”岡村医院”があります。

見所
書院:狩野派の障壁画”四季花鳥図”、御所人形、
池泉式庭園、
本堂:本尊の如意輪観音像、

公開の頻度:C-3
例年春と秋に、特別公開があります。
春は椿が咲き、秋は紅葉がきれいですが、どちらかというと春の方がおすすめです。

本堂は多分いつものように、外から中を覗き見る方式ではないかと思っています。

拝観の詳細は、
・霊鑑寺1 アクセス、書院庭園
・霊鑑寺2 本堂、書院
です。

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陽明文庫 虎山荘2 虎山荘(福王子・広沢池散策3)


写真は、庭園

玄関に大きな“虎山荘”の表札があります。
“虎山”は近衛文麿の号です。

大きく3棟からなり、客殿、その奥に主屋、そして主屋の右手に寝所や書斎のようなプライベートな空間の棟がL字型に並びます。

玄関左手に客殿の前庭が垣間見え、右手には奥のお茶室に続く露地庭園があります。
玄関を入った右前方に中央の廊下があります。
この廊下の左に大広間があります。
床の間、書院、欄間も派手ではないですが、よく見れば細かな意匠の変化がたくさん付けてあります。
窓の桟も中央ではなくやや上にずらしてあり、視界の邪魔にならないように工夫されています。
その広い窓からは庭園が一望できます。
庭園は紅葉などを背景に、植え込みが複数、石組みが少しあるだけの比較的アッサリとした庭園です。

廊下をさらに進むと、突き当り右手に茶室の滴庵があります。
3畳台目で、掛け込み天井(斜めの天井)、網代の天井、手前座の1番低い天井と、典型的な配置です。
躙口もありますが、廊下と接続していますので、内部からも入れます。

この廊下の左手は1段下がり、左クランクで廊下が続き、隣の主屋につながります。
主屋には10畳ほどの広間があり、大きな床の間に横山大観の掛け軸がありました。
ここから見る客殿側の庭園もきれいです。
床の間の横には大きめで三角形の棚があり、その下が下地窓になっているのが印象的でした。

さらに右手の廊下を進むと、最奥の寝所などのある棟です。
2部屋あり、手前は水屋のあるお茶室風の6畳程の間で、恐らく書斎のように使うのでしょう。奥は10畳ほどの寝所です。
ここの鴨居は数寄屋建築にしては高めに造ってあります。
それは設計者である長谷部鋭吉が、身長が6尺(180cm)程もあった、近衛文麿に配慮したからだそうです。




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