広域的なバイオディーゼル燃料化事業を調査するため伊丹市環境クリーンセンターに行ってきました。
バイオ燃料には植物系や家畜の排泄物を利用するものなどいくつか種類がありますが、伊丹の場合は家庭や公共施設からでる廃食用油をディーゼル燃料として再生する事業を立ち上げていました。
燃料化したものは、ごみ収集車や廃食用油回収車など14台に使用、燃料費の節減が図られていました。
この事業は、行政だけではなく住民が一体となった回収運動が展開されており、環境意識の高さを証明している事業として評されています。
しかし、この事業の課題として、コストが高いことがあげられます。
廃食用油を精製するコストは、60円/㍑ですが、回収コストが500円/㍑かかるそうです。 またバイオ燃料の規格がなく、適合車輛も少ないため、一般化しにくいこともあります。
環境に優しい事業としては理解できるものの、そこには多額の税金が投入されているのも事実です。
人口が100万人以上の自治体で同様事業が展開されれば、スケールメリットにより費用対効果のバランスがとれるとの研究がされているようですが、それはあくまでも住宅密集地にあてはまる内容になっています。
宮崎県は化石燃料の代替エネルギーとして、太陽光発電の実用化に取り組んでいます。
間違いなく訪れる化石資源の枯渇に備えるためにも、あらゆる手を尽くし、循環型社会の実現に取り組まなければなりません。
子供たちのために… 地球で生きるすべての生物のために…
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エコだエコだと叫ぶ中に、地球の未来の為を思う人ばかりでは無い状況ニュースでそういう観点からの話を聞いた時に、ちょっと寂しく感じました。
とは言え、来るべき時代に向けて1人1人が意識し動く事は絶対に必要だと思います。私も生活の中から日常でできる事から始めていきます。
アメリカでは、100%対応自動車より複合型(バイオ燃料とガソリンの混合率は2パターンあるようです)の方が普及しているようですし、100%に比べるとリッターあたりの燃料費も値段が安いようです。
バイオ燃料の開発と並行して、バイオ燃料100%対応自動車エンジンの標準化の開発も進んでいるのでしょうが・・・。
いかんせんこれを日本全国の車に普及させるとなると膨大な生産量が必要になり、それは結局のところとうもろこし由来のバイオ燃料と同じ問題に突き当たってしまうので、なかなか実用化は先の事となり、複合型の普及からとなっていくのでしょうか。
京都議定書達成計画でもバイオ燃料の利用につてうたわれていますが、これを2010年までに二酸化炭素排出量を挽回しながら、マイナス6%の基準をクリアできるのでしょうか。
これから試行錯誤を繰り返しながら実現化して頂きたいと存じております。
“失敗”と書いて“経験”と読む。
その意気込みで国民を巻き込み、国をあげて早期の実現化を望みます。