旧国鉄高砂線跡
私の小学校時代(加古川小学校)は、昭和20年代の最後の頃でした。
その頃、夏には学校から高砂の浜へ海水浴に出かけました。
高砂線は、子供の声であふれかえっていました。
旧国鉄高砂線は、浜に続く思い出がつまった鉄道でした。
高砂には戦前から多くの工場が進出し、高砂線はお客だけでなく、貨物も大いに利用されていました。
高砂線は、大正3年播州鉄道高砂線として開通したが、経営難のため大正9年に播丹鉄道に譲渡され、さらに昭和18年、国鉄に買収されました。
昭和36年頃から、海岸は埋め立てられ、海水浴場は姿を消しました。
そして、急速なモータリゼーションによりアッという間に貨物・乗客とも急減したのです。
その後、膨大な赤字が重なり、高砂線は昭和59年10月30日廃止になりました。
現在、線路跡の大部分は、道路として利用されています。
加古川東岸の養田(加古川市尾上町養田)の山陽線と平行している場所に、線路跡が一部そのまま残っています。
きのう(4/16)は、散歩で河川敷を北からくだってきて山陽電車の場所から土手に上がったのです。
そこに、旧国鉄高砂線跡が残っていました。懐かしいね・・・(no172)
*写真:旧高砂線跡(4/16撮影)