ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

季節限定の風景 亀の井(用水)堰

2019-06-01 07:24:41 |  ・コーヒーブレイク・余話


 今日から6月。話題を「別府町をゆく」に戻る予定でしたが、昨日、期間限定の「亀の井堰」を見学に出かけました。

 コヒーブレイクとして紹介しておきます。

 「別府町をゆく」は日曜日から掲載します。

    亀の井(用水)

 国包(くにかね・加古川市上荘町)は、5日も日照が続くと、ツルベで朝夕灌漑をしなければならず、他の村から嫁入りが嫌われていたといいます。

 そんな窮状を救うため、文化13年(1816)、畑平左衛門が美嚢川(みのがわ・三木市)が加古川に出る手前から、国包村、船町それに宗佐村の畑地を潤し、水田化するために堰をつくりました。

 井堰の構造が割石を亀の背中のように丸く積み上げたことから、堰は「亀の井堰」、用水は「亀の井用水」と呼ばれました。

 現在、石組はなくなり、写真のようにコンクリートの堰に変わっています。

 取水方法も変わった。強力なゴム風船に空気を送り込んで一挙に堰とします。

 昨日(5月31日)、このゴム風船のような堰を見に行きました。田植えを控えたこの時期限定の風景です。

 近くにお出かけの際は、お寄りください。(no4660)

*『兵庫のため池誌』(兵庫県農林水産部農地整備課)参照

 写真:現在の亀の井堰

*図:赤く塗った所が亀の井用水の受益地域

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