ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

お爺さんが語る郷土の歴史(119) 鎌倉時代(10)、新しい宗教

2018-03-16 09:37:41 | お爺さんが語る郷土の歴史

 鎌倉時代の新仏教について中学校の教科書を読んでみます。

 (以下『中学新歴史(帝国書院)』からの引用です。

 今日の「お爺さんが語る郷土の歴史」には、私たちの地域は登場ません。

     新しい仏教

 平安時代の終わりごろから鎌倉時代にかけて、あいつぐ戦乱や、社会不安のなかで、人々のなやみに直接こたえようとする新しい仏教がつぎつぎと生まれてきました。

 法然は、浄土信仰を広めて浄土宗をひらきました。

 法然の弟子・親驚は,法然の教えを一歩すすめ、阿弥陀仏(あみだぶっ)を信じて「南無阿弥陀仏」と念仏(ねんぶっ)をとなえ、罪を自覚すれば,悪いことをした人でも救われると説いて浄土真宗(一向宗)をひらきました。

 また一遍(いっべん)も浄土信仰の一派の時宗(じしゅう)をひらき、各地をまわって踊念仏(おどりねんぶっ)を広めました。

 日蓮は、法華経こそ仏教のもとになる教えであり、「南無妙法蓮華経」と法蓮華経」と題目をとなえれば救われると説いて日蓮宗(法華宗)を広げました。

 日蓮は鎌倉などで他の宗派をはげしく攻撃し、さらに幕府の政治を批判したため、伊豆(静岡県)や佐渡(新潟県)に流されました。(以下略)

 以上の記述に引き続き禅宗についても紹介しています。

 

 私もこんな記述の教科書で学習しました。つまり、「平安時代に浄土思想が広まり、鎌倉時代に法然・親鸞・日蓮等々が新しい仏教を広め広くしんこうされるようになった」と思い込んでいました。

 しかしよく読んでください。「新しい宗教がうまれました。新しい仏教がひらきました」という記述です。

 平安時代の仏教にとってかわりひろがったとはかいていません。

 まだ、古い真言宗や天台宗が一般的にうけいれられ、新しい仏教は弾圧さえされた時代だったのです。

 少し、付け加えておきます。

 しかし、従来の仏教では弾圧ばかりでばく、反省もあり、形を変えた真言宗(真言律宗)等が広がりました。

 鎌倉新仏教が広く信仰されるのはむしろ室町時代です。

 次回から、私たちの郷土で展開された鎌倉時代~室町時代の宗教を見ていくことにしましょう。(no3398

 *写真:法華宗の創始者・日蓮(身延山久遠寺蔵)

 ◇きのう(3/15)の散歩(10.748歩)

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1 コメント

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日本の仏教 (もののはじめのiina)
2018-08-29 09:25:22
司馬遼太郎が申すには、
           日本人が、天地と人間について理論的に考える思考の歴史は、空海と最澄からはじまる。

と解説します。

法然は日本の浄土教を確立し、親鸞によってはじめて日本仏教に教養と教学をもたらしめたと・・・。

日本は、八百万の神をみとめる おだやかな宗教がいきつづけています。

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