ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

官兵衛、こぼれ噺(2):慈眼寺の鐘

2013-06-15 06:23:22 | 黒田官兵衛

慈眼寺の鐘     *三木市久留美

Itukusimu 三木市久留美(くるみ)の慈眼寺(じげんじ)の鐘の話である。

慈眼寺は道路からあまり離れていないが、山寺の雰囲気いっぱいの曹洞宗の寺である。

秋には紅葉で埋まる寺として、近在に知られている。

山門を入ると左手に鐘楼がある。

この梵鐘には、「延慶(えんぎょう)二年(1309)、播州印南郡益田村佐伯寺鐘」の銘がある。

三木市で最も古く、県文化財である。

この梵鐘は、もと加古川市東神吉町升田にあったが、言い伝えによると、1578年、秀吉による「神吉城」攻撃の際この鐘を奪い、三木城攻撃の折、慈眼寺山門の木にかけ、合図用として用いられたという。

そして、合戦後に慈眼寺に寄付されたと言うが、確かな証拠はない。

ともかく、この鐘は数奇な運命をたどっているようである。

佐伯寺は、集落の中央辺りに寺跡が残っている。

佐伯寺は、嘉吉の乱(1441)で赤松氏に味方したため焼き討ちにあい焼失した。その後の鐘の運命は、はっきりしない。

ともかく、もと佐伯寺にあった梵鐘が、三木合戦で使われ、現在慈眼寺にあるという。

秋、この梵鐘は紅葉で埋まる。

*写真:慈眼寺の鐘

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