地蔵盆の頃
宿題の残りが気になりだします。
あんなにうるさかった蝉の声はいつのまにか聞こえなくなります。
空には入道雲から秋の雲に変わりつつ、夏の終わりの寂しさだけが残ります。
でも、今年は、8月23日の地蔵盆の頃にも入道雲は頑張っていそうです・・・
二年ほど、稲美町を歩き回りました。
その時は、「稲美町では庚申さんの像が多いな・・・」と感じました。
2ヶ月ばかり前から志方を散策しています。今度は「地蔵さんが多いな・・」というのが実感です。
お地蔵さん
「地蔵菩薩」ではしっくりきません。この仏ばかりは「お地蔵さん」と読んでみたくなります。
志方町では、村の入り口、町の角、田畑のすみ、峠の頂上、お墓などお地蔵さんはどこにでもおられます。
ともに遊んだ仏様です。ともに悲しんでくださった仏様です。
これほど、みんなに親しまれた仏は外にありません。
全国的に一番たくさん作られたのはお地蔵様でしょうが、志方町では特に、かつて、お地蔵さまと一緒の生活があったようです。
8月23日は地蔵盆です。
少し、志方町・お地蔵さんについ考えてみましょう。
法華山西の総門の地蔵さん
17日(木)、一乗寺へ出かけました。
法華山西の総門の傍にお地蔵さん(写真)が道行く人を見守っておられます。
A子:お地蔵さん、お元気ですか。
地蔵:暑くてたまりません・・・
A子:じゃ、この帽子をかぶりなさいね。
地蔵:遠慮なく、いただきます。たすかります。
こんな会話ができそうなのがお地蔵さんです。
お地蔵さんは帽子をかぶっておられました。
だれがかぶせてあげたのでしょう。