『めんめらの 生きた道』
『めんめらの 生きた道』(磯野道子著)です。
本棚が狭いために、本はずいぶん処分しました。
でも、この本は大切に残しておいた一冊です。
発行は、平成6年です。
おそらく、この本が発行されて間もないころだと思います。
その頃に、私もペラペラの冊子を出しました。
それを、職場の同僚のYさんに押し付けたところ、Yさんから『めんめらの 生きた道』をいただきました。
後日、ある機会にYさんの奥さんは磯野道子さんのお嬢さんであることを知りました。
以後、「磯野道子」さんのお名前は頭にインプットされました。
『めんめらの 生きた道』も読みなおしました。
二度目は「印南文華」で!
そして、稲美町の歴史を調べるために「印南文華」を読んでいました。
その機関誌でも磯野道子さんがしばしば登場されています。
特に、ご親戚になられるそうですが、竹内英夫さんの猛烈な英語人生を「ひとすじの道」と題して「印南文華」で紹介されていました。
竹内英夫さんの息子さんとは中学校・高等学校と一緒でした。
そんな関係で一気に読み上げ、加古川東高の14回生のHPで竹内英夫さんを10回シリーズ「英夫の大晩年」としてで紹介させていただきました。
お叱りを受けそうですが、磯野さんの文章の焼き直しです。
三度目は『志方郷』で!
そして、『志方郷』でまたまた磯野さんにお会いしました。
残念なことに『志方郷』は50号で先月、最終号となりました。
磯野さんは、大正13年のお生まれですが、お元気でご活躍のこととお聞きしています。
が、「もし」もう少しお若かかったら、きっと『志方郷』も継続したのではないかと想像します。
年を感じない若々しい文章ばかりです。
個人的なことを書いて申し訳ありません。
略歴を拝見すると、昭和2年から昭和27年まで、西志方町横大路で青春時代を過ごされています。
私も、昭和25・6年と横大路にいましたから、近くにおられたんですね・・・
いま、西志方町横大路を中心に紹介していますが、磯野さんの調べられた二番煎じばかりです。
磯野さんは、西志方町が生んだ文学者です。それも、事実に基づいた確かな文章を書かれる文学者です。
いつまでも、お元気にご活躍ください。
次号では、磯野さんの書かれた「シオカキ井戸」を紹介します。