昨日は朝から映画館で「万引き家族」を観てきました。カンヌ国際映画祭で最高賞獲得の是枝作品は期待通りの素晴らしさでした。
日本映画らしい静かな佇まいでしたが、家族を描く視線は温かくも厳しく、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林の存在感と演技が圧巻。特に素晴らしかったのが安藤サクラでしょうか。女の子を抱きしめるシーン、終盤に心情を吐露し、涙を流しながらも強がる表情が素晴らしいというか凄かったです。あの男の子役の子はこれから絶対に人気が出るな....。
昭和レトロ的な住まいとそこでの暮らしぶり、食事や服装などにも大いに気を惹かれました。
秀作であり、文句なしのオススメ作品です。
当ブログでは「2013年に観た映画」の中で是枝監督の前作「そして父になる」に★★★★(80点)をつけましたが、本作はそれを上回る★★★★☆(90点)~★★★★☆’(85点)くらいでしょうか。