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菅首相「ワクチン接種こそ切り札」強調2年ぶり党首討論

2021-06-10 09:22:29 | 政治
昨日9日、国会の参両院の国家基本政策委員会 を舞台に午後4時過ぎ菅首相と野党4党の党首による初めての党首討論会が開催されました。党首討論の開催は2年振りとの事です。
最大の質問時間を持つ野党立民の枝野党首に対し、菅首相は「新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、10~11月に掛けて完了を目指す」と答えたのは兎も角、「東京五輪開催に対する目的、必要性や感染拡大防止などについて語るべきところ、64年の東京五輪の際の菅首相の感想を6分も語った」そうです。強大な箱モノを作り、そこで国際的なイベントを行い”開催国の経済活性化に寄与させる”という2世代も前のビジネスモデルを語り時間をつぶしたことは答弁のシナリオライターと菅首相のどうしようもない頭の古さを証明しました。「参加選手や関係者の数を半分以下にして感染抑制に配慮」するそうですが、それを容認できるほど閣内の感染者数が減るかはまだ判りません。止めても地獄、強行しても地獄の様ですから、誰のために何で強行するかの説明が十分無いのはやはり問題でした。野党が「内閣不信任案」を提出しようとしまいと8月中頃の感染者数が結論を出してくれるでしょう。その間「新型コロナウイルスに感染しない様、不要不急外出は控えましょうね」

写真:党首討論で立憲民主党の枝野幸男代表(手前右)の質問に答える菅義偉首相(同左)=国会内で2021年6月9日午後4時14分、竹内幹撮影 


毎日新聞:
 菅義偉首相と立憲民主党の枝野幸男代表ら野党4党首による初めての党首討論が9日、国会内で開かれた。首相は新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、10〜11月に65歳未満を含む希望者全員への接種完了を目指す考えを表明した。党首討論の開催は2019年6月以来2年ぶり。
 首相は党首討論で「国民の皆さんの接種に必要なワクチンは既に確保している。ワクチン接種こそが切り札だ」と強調。「10月から11月にかけて、必要な国民、希望する方全てに終えることも実現したい」と語った。
 東京オリンピック・パラリンピックの開催については、枝野氏が「最大のリスクは開催を契機として国内で感染拡大を招くことだ」と指摘したのに対し、首相は、来日する選手や大会関係者数を当初想定した18万人から半分以下に減らしたとした上で、「さらに縮小する方向で検討している」と述べた。共産党の志位和夫委員長からは開催する理由の説明を求められたが、明確に答えなかった。
 また日本維新の会の片山虎之助共同代表は、衆院を解散せず、10月の衆院議員の任期満了に伴う選挙実施の可能性をただしたが、首相は「コロナ対策を優先していきたい」とした。国民民主党の玉木雄一郎代表が求めた21年度補正予算の編成には否定的な考えを示した。
 今回の党首討論は、新型コロナ対策として、閣僚の出席は麻生太郎副総理兼財務相と加藤勝信官房長官に限り、閣僚席を縮小。国会議員や一般の傍聴は控えるよう求めた。討論時間は会派の議席数に応じ、枝野氏30分、片山、玉木、志位3氏は各5分が割り当てられた。
 首相が掲げた接種完了時期について、公明党の山口那津男代表は9日の記者会見で「あくまで見込みなので、円滑に進むよう政府与党でしっかりと進めていく」と述べるにとどめた。【田中裕之、高本耕太】
(引用終わり)

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