王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

26日 イスラエル、国連総長の辞任を改めて要求 安保理はまたも決議採択できず

2023-10-29 09:14:52 | 海外
昨日はTV番組「ウエークアップ」今朝は「サンモニ」でガザ地区に対するイスラエル軍の空爆とその被害の様子が映像付きで流されました。あれだけ物凄い空爆をしたら、ハマスの根拠地もパレスチナ人の民間人住宅も区別なく爆破されているのでないかと素人目には見えました。
以下ガザ地区への空爆後(いずれもネットより)

上記の状態を憂いて24日、国連の事務総長グレーテス氏が「「何もない状況から急に起こったわけではない」と発言。「パレスチナの人々は56年間、息のつまる占領下に置かれてきた」とした映像を見ました。
これに対しイスラエルの国連大使が「ハマスはナチだ。新ナチを支援する事務総長は辞任せよ」と要求しました。
イスラエル右派の人から見ると「パレスチナ人の虐殺行為に疑問を持つ人は、親ナチと札付けし攻撃する」のですね。
仏教徒の浜爺は「イスラエルのネタニヤフ 首相や国連大使の反応をどうなのかな??」と疑問に思います。
何度か停戦案が上程されている様ですが、拒否権を持つ5大国の意向でどれも可決されません。日本は即時停戦案の米国の反対案件には棄権して「その微妙な立場」を示しています。
救援物資が今日もトラック20台分だとしても届いてくれることを願っておきます。

写真:国連安全保障理事会で発言するグテーレス事務総長(24日) 

BBC:

パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルは25日、同地区の状況を「国際人道法違反」だとした国連のアントニオ・グテーレス事務総長に対し、改めて辞任を要求した。グテーレス氏は発言が誤解されていると弁明した。イスラエルは国連関係者への査証(ビザ)発給を止める動きを見せている。一方、この日の安全保障理事会では、またも決議が採択に至らなかった。

グテーレス氏は24日の安全保障理事会で、ガザ地区のイスラム組織ハマスによるイスラエル襲撃を明確に非難しつつ、「何もない状況から急に起こったわけではない」と発言。「パレスチナの人々は56年間、息のつまる占領下に置かれてきた」とした。

これに対しイスラエルのギラド・エルダン国連大使は、「テロを正当化している」と反発。グテーレス氏の即刻辞任を求めた。

グテーレス氏は25日、記者団に、「あたかも私がハマスのテロ行為を正当化しているかのように、発言の一部が誤解されていることにショックを受けている。これは誤りだ。真逆だ」と弁明。

「特に犠牲者や遺族への敬意から、きちんと正す必要があると考えている」と付け加えた。

これを受けエルダン氏は、「(グテーレス氏が)またしても現実をゆがめ、ねじ曲げている」とし、改めて辞任を要求。

「事務総長が発言を撤回せず、謝罪すらできないのは国連の恥だ」と述べ、次のように続けた。

「彼の発言が、ハマスの行動はイスラエルに罪があると意味していることや、少なくとも、虐殺に至る『背景』に対する彼の理解を示していることを、みんなよく分かっている」

「罪のない人々の殺害がどんな『背景』によっても理解されないことを分かっていない事務総長は、事務総長にはなれない。(中略)私は改めて彼に辞任を求める」

国連関係者へのビザ発給を拒否

こうした中、イスラエルが国連関係者に対する査証(ビザ)の発給を停止する動きが出ている。

イスラエルのニュースサイト「Ynet」は25日、エルダン氏の話として、同氏が国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)に、ビザ申請を拒否したと伝えたと報じた。グテーレス氏の発言が拒否の理由だとした。

エルダン氏は同サイトに、「彼はこの地域に来られない。彼らの機関は、特に現在のような時期には、常に新たな人々が必要だ。それらの人々は拒否されることになる」と述べた。

(中略)

安保理また決議を採択できず

国連安保理は25日、ガザ地区の人道危機に関する決議をまた採択することができなかった。決議案の否決は全部で4件となった。

この日はまず、アメリカ作成の決議案が採決された。人道的な戦闘停止を求め、イスラエルの国名を直接出さずに国家の自衛権を明確にする内容だった。

これはロシアと中国が拒否権を行使し、否決された。両国は反対した理由について、決議案が停戦を要求しておらず、戦争のさらなるエスカレーションを許すものだと考えたとした。

その後、ロシアが作成した、人道目的での停戦を求める決議案も採決された。しかし、必要な賛成が得られず否決された。ロシアが決議案を提出したのは2回目だった。

アメリカは、ロシアが政治的な点数稼ぎを狙っており、安保理をさらに分断させようとしていると非難。イギリスは、ロシアの決議案はイスラエルの自衛権を認めていないと述べた。

安保理では先週、ブラジルが提出した決議案が採決されたが、アメリカが拒否権を行使した。

安保理の非常任理事国10カ国は現在、独自の決議案の作成に取り組んでいるとしている。

(英語記事 Israel demands UN chief resign over Hamas comments/Live Reporting)

(引用終わり)

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