王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

小池都知事 豊洲問題 犯人指摘出来ず !!

2016-10-01 07:23:50 | 政治
豊洲問題で誤った説明「恥ずかしい状況」 小池知事会見

昨日30日小池都知事が豊洲の盛り土(をしない)問題がその1で記者会見が行われました。
都庁の(役人による)調査をもとにすれば「誰が誤魔化したか?? 特定できない!!」との結論でした。

これまでの評論家知事からポスト舛添としての実務を担当する知事になってのお返事ですから致し方のないところですがはてこの人の革新性はどこまで続くでしょうか?
リオに出かけていたときは「まずは都庁の役人が(どこまで(核心に迫る事が)出来るか?!」と言っていたのですからこの後、小池知事と幕僚部(都政改革本部?ほか)による独自の分析と対応が無ければいけません。

都庁マネジメント本部を立ち上げ横断的に(大きな事案を)責任を共有するそうです。
そういうやり方もあるでしょう。

しかし元市場長の「契約書に押印したのは私だ。しかし盛り土が(建屋の下に)無いことは知らなかった」
との無責任振りですから「都知事が解雇権のある幹部はこの市場長の様な無責任は即解雇または閑職に左遷」を訓示した上、契約金額が(例えば100億円)を越えるような案件は契約書を添えて知事(局)の様な部門の確認を得るようなことをすれば直ちに防げるやり方があります。
誰が命じたかわからないなんて戦前の軍部と政府が昭和の初期から中国との戦争を事変と呼んで天皇をだまし戦線を広げついには米英中蘭を相手に大東亜戦争に突入し、最後は敗戦を招いた無責任ぶりとそっくり同じです。
すでに書きましたが小池氏は現認の都知事ですから築地の市場で働く人の事も頭に入れ一歩進んだ解決策を早く提案してください。
更にその2で東京五輪の費用分担で森元首相と大バトルが起きています。
泰山鳴動して鼠一匹にならないよう実績を上げてください。
隣の知事ですが頑張ってください。


写真:30日の記者会見

朝日新聞:
東京都の築地市場(中央区)が移転する予定の豊洲市場(江東区)の主要施設の下に土壌汚染対策の盛り土がない問題で、小池百合子知事は30日の記者会見で、「責任者を特定することは難しい」とする調査結果を発表した。「今回の事態を招いたのはガバナンス(内部統制)と責任感の欠如」と厳しく批判。巨大組織に構造的な問題があるとして、縦割り打破などの組織改革に取り組む方針を示した。

 会見では、都の調査チームがまとめた自己検証報告書の内容を小池氏が説明。いつ、どの時点で誰が盛り土をしないことを決めたのか▽なぜ、都議会や都民への説明責任を果たせなかったか、の2点を最重要ポイントとして挙げた。

 盛り土なしの決定については、2008年の技術部門での内部検討から、13年2月の実施設計完了にかけ、五つの段階で決まった過程を示したが、責任者は特定できなかった。都民への説明責任の欠如は、土壌汚染対策の土木担当と建物の建築担当の縦割りによる連携不足や、ずさんな引き継ぎなど、組織運営に不備があったとした。

 この結論に小池氏は「いつ誰が、という点は、ピンポイントで指し示すのは難しい。流れの中で、空気の中で進んでいった。それぞれの段階で責務が生じる」と述べた。敷地全体に盛り土をしたとの説明を続けたことは「誰も気づかず、チェックさえなかったという恥ずかしい状況」とした。

 小池氏に続き、地下空間を設ける設計を進めた11〜12年当時の中央卸売市場長だった中西充現副知事や岸本良一・現中央卸売市場長らが会見し、謝罪。2人は「盛り土の上に建物があると思っていた。理解が足りなかった」と述べ、部門トップとして「責任を痛感している」と繰り返した。

 今回の調査結果について小池氏は「一定の評価はするが不十分」として、ヒアリングを続ける考えを示した。都政改革本部内の情報公開調査チームが今後、内部告発を受け付ける公益通報制度を充実させ、調査を続ける。

 また、部門間の縦割りや形だけの決裁で責任の所在があいまいだったことが原因だとして、重要な課題を部門をまたいで共有する「都庁マネジメント本部」も設置する。(小林恵士)

■豊洲市場の盛り土問題の報告書骨子

(1)誰が決めた?

→特定できず

(2)いつ決めた?

→盛り土をしない方針は段階的に決定

 2008〜13年にかけて、担当部局の技術部門を中心に地下空間について検討。13年2月に設計図に盛り込まれて確定

(3)なぜ議会への説明責任を果たさなかった?

→議会の答弁が事実と異なるという認識が幹部になく、問題意識をもつ者もいなかった

(4)要因

→意思決定や連携の点で組織運営上の問題。部局長が明確に判断する機会がなく、技術と事務の部門間で十分な情報共有もなかった。事業が進むにつれ、縦割りも助長された
[引用終わり)
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