王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

辺野古訴訟 國と県の法廷闘争始まる !!

2015-12-03 08:27:51 | 政治
辺野古訴訟、国と県の法廷闘争始まる

2日米軍基地の辺野古移設で沖縄県の「埋め立て承認取り消し」の効力を巡って國と県の訴訟が始まりました。
浜爺は夜BSが米人のケビン・メイアー氏や社民党の福島氏を呼んでの討論会を見ました。
移転推進派は「国が進める政策を地方が反対するのはおかしい」「日米安保関係に深刻な亀裂が入る」と図らずも深刻な背景を述べます。反対派は「地方の首長が反対するのだから国が強制するのはおかしい」「沖縄に海兵隊が常駐する意味がない」等これも問題の根源に迫っています。

今回は「県知事が埋め立て承認を取り消した事」は「知事の権限に適した行為か否か」が争点ですから翁長知事には分が悪そうですが、知事はあらゆる手段を通じて移設に反対する方針ですからこれを機会に沖縄の基地の状態を広報する絶好の機会でもあります。
一方推進派も「これは新設ではない、移転だ」とか「普天間の機能の拡張」だとか言って事の本質に迫る応答をしているとは思えません。

前知事は賛成、現知事は反対ですから沖縄県民の気持ちも微妙なはずです。
その点では「原発再稼働」に賛成な地域活性化期あ待派と安全重視の反対派の微妙な争いにも似ています。
やがて地方自治とは何であるのか或いはスペイン、イギリスやトルコにあるような地方の自治体が「独立宣言」をするような事態の芽生えになるのか根の深い問題を含んでいます。
身のある審理をして欲しいものです。


写真:辺野古 埋め立て地(ネットより)

読売新聞:
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設を巡り、埋め立て承認を取り消した 翁長 おなが 雄志 たけし 知事を相手取り、政府が取り消しの撤回を求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、福岡高裁那覇支部( 多見谷寿郎 たみやとしろう 裁判長)で開かれた。

 米軍基地問題で政府と沖縄県が法廷で争う事態に発展するのは20年ぶり。

 訴訟では、翁長氏が埋め立て承認を取り消した判断の違法性が最大の争点となる。政府側は口頭弁論で、最高裁判例を踏まえ、取り消しが可能なのは「(埋め立て承認が)公共の福祉に照らして著しく不当な時に限られる」と指摘。法務省の 定塚 じょうづか 誠訟務局長は、「(安全保障問題は)県知事が判断できることではない」と述べた。
(引用終わ
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