王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

佐川印刷で80億円不正流用 ?!

2015-05-02 07:21:56 | 社会
【80億円不正流用】カーレースに独断出資、大会中止に…出資にちらつく知人の影(産経新聞) - goo ニュース

思わず「マジかよー」と叫んでしまう様な経済事件です。

佐川印刷で元役員による80億円にも上る資金の流出が判ったそうです。
表題を見た時は同じ名前の運送会社の実質オーナーなどの裏金つくりかと思いましたが違う様です。
資本関係は薄くなっているようです。
さて元役員は今年1月退職。会社側は元男性側の不動産等の仮差押えを申請、4月に地裁に認められたそうです。とてもでないけど80億円には足りないでしょうね。

さて80億円はどの位の時間を掛けて流用されたのでしょう? 別紙によれば5年掛かりだそうです。
元役員は印刷と関連会社の経理を一手ににぎっていたそうですがそれでも決算は最低でも4回あったわけで
この会社幹部の目は節穴だったという事です。

今どきの言葉で言えば「ガバナンスが効いていない」んですよ!

年間売上が630億円位 純益25億円程度の会社なのに年間十数億円(平均で)もの金が流出したら資金ショートが起きて関係者が不審に思いますよね。
有りえねー話ばかりです。
まだ表に出ないどろどろした話があるのかも知れません。
どうでも良いですがね。


写真:資金流出図

産経新聞:
佐川印刷グループで、財務や経理を担当していた元役員による約絵80億円もの巨額資金流用疑惑が浮上した。佐川側が仮差し押さえに乗り出した資産には、国内最高峰の自動車レース、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN)のシンガポール大会の主催者に名乗りを上げた知人男性(55)側の不動産も含まれる。元役員は内部調査で、大会の舞台となるサーキットの運営など男性側の事業に約54億円を不正流用したことを認めたが、レース自体はサーキットの未完成などを理由に中止された。

 FNの運営主体の日本レースプロモーション(JRP)は平成23年3月、翌24年にシンガポールでレースを開催すると発表。記者会見では大会の主催者としてこの男性が出席し、「日本の素晴らしいレースを海外にも見てもらいたい」と開催への意気込みを語っていた。

 JRP関係者によると、男性側の会社が期間内にサーキット場を完成させることができないなど支障が生じたため、開催は中止になったという。FNは25年からスーパーフォーミュラに名称変更されている。

 佐川印刷の元関係者の話や登記簿によると、元役員は十数年前、男性が経営に関与した京都市内の建設会社が佐川関連の工事を請け負ったことなどで男性と知り合い、同市内で不動産関連会社を共同経営するなどして親密な関係を築いた。

 約10年前には男性の関係者が自動車レースに関わり、男性自身もレースへの興味を深めたという。

 元役員は流用疑惑発覚直後の今年1月、佐川側に提出した報告書で「男性が主体となって実施した寺の建築・墓地建築資金、シンガポールのサーキットの運営資金で約54億円を佐川印刷グループから流出させた」と説明。佐川側は男性側の経営会社が所有していたマンションや事務所の仮差し押さえを京都地裁に申請し、4月までに認められている。

 産経新聞は男性に対し、男性の会社やメールを通じて取材を申し込んだが、応じなかった。
(引用終わり)
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