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今年度の「釣りキチ三平の里自然体験塾」が終了しました

2025-02-18 15:00:51 | 日記

先日の第10回釣りキチ三平の里自然体験塾で今年度の体験塾の活動が終了した。
今年度は、10回の活動で、親子の参加者が延べ人数にして215人。
4年目にして初めて参加者数が200名を超えた。
この体験塾を始めたのは、ちょうど4年前。
おりしもコロナ禍に入ったまさにその時期であった。
もともとは、横手市の社会教育施設である「釣りキチ三平の里体験学習館」は旧小学校を食事も宿泊もできる施設にリニューアルしたものである。
当初は、小中学校の部活動や一般グループの合宿や活動に使われていたが、冬は子どもを対象にスキー合宿、同じく夏はキャンプも行われていた。
せっかくの立派な施設でこれは使わない手はないなと考え、早速体験塾を提案した。
この場所や周辺のフィールドをベースにして年に何回か子どもを対象にした自然体験活動ができないかと。
これを聞いた担当者も乗り気で早速1年目の活動がスタートした。
その年の3月に市長や教育長それにたくさんのメディアを前にして担当者と共に記者会見に臨んだことが懐かしく思い出される。
さて、1年目は秋田県内の小中学生を対象にした。
参加者の中には、不安で子どもに付いてくる親御さんもいた。
記念すべき1回目のこと。
忘れられない子どもの声があった。
活動の終盤、「つまんない!こんなの来るんじゃなかった!」と大きな声で叫んだのだ。
その時は、子どもの言葉に反応するわけではないが、「体験塾など始めなければ良かった!」とさえ思った。
それでも時間が経つにつれ、ただ生き物を観察しているだけではだめだ、もっと活動に遊び心というかワクワク感が生まれるものでなければならないと思えるようになった。
まさに私の未熟さから生まれた子どもの言葉だったのだろう。
それからというもの、夏の登山は別にして、とにかく子どもが活動できる場面を増やすようにした。
2年目からは、親子でも子どもだけでもどちらでも参加できるようにした。
ただし、子どもだけといっても3年生以上の子どもである。
それでもたいがいは、親子で参加した。
その中で親も子どもと一緒に楽しんでいる様子が見られた。
フィールドは、子どもがワクワクできる場所を選ぶようにした。
例えば、川をフィールドにしたのは2年目からである。
川に入れば必然的に自分の身は自分で守らねばならない。
それでいながら、川独特のにおいそれにぬめぬめ感は入ったものでなければわからない。
その中で今では珍しくなったカジカやカジカガエルに会えるのだからまさに五感をたっぷり使った活動になる。
同じく2年目の第1回目からは、まだ雪が消えたばかりの釣り堀池に入ってアカハライモリ(以下イモリと記述)探しをした。
池の泥をかきまわしては、イモリが現れるのだからワクワク感が違う。
生き物好き、嫌いに関わらず、本来、子どもは探すことには夢中になれるのだろう。
他にも人気のフィールドは、三平の里から数キロ入ったところにある滝だ。
小さな滝だが、滝つぼには貴重な生き物がいる。
キタオウシュウサンショウウオ(以下サンショウウオと記述)とサワガニである。
サンショウウオは清流でなければすめない生き物だ。
サワガニは、子どもたちはまず手に触れたことがないだろう。
恐る恐るサワガニを手に乗せては、その感触を確かめることができる。
大人になればこの感動は忘れがちだが、おそらく生まれて初めてサワガニを手に乗せたその感触は決して忘れることができないはずだ。
他には、バスで体験学習館から1時間ほど移動したところにある栗駒野鳥の森も貴重な体験ができる。
それは例えば「つり橋を渡る体験」だ。
今でこそ珍しくなったつり橋た。
まさか歩くたびにゆらゆら揺れる橋などこれまた生まれて初めての体験のはずだ。
今年度も最年少だった1年生の子が歩いたが、緊張しながらも必死になって歩いていた姿が忘れられない。
同時に、そのすぐ後ろで我が子を見守る父親の真剣なまなざしも忘れられない。
このように、体験型だと堂々と言えるように、とにかく解説型ではなく五感を活用したまさにワクワクできる体験を中心において4年間進めてきた。

体験塾では、3年目から大人向けのプログラムも準備した。
滝をめぐってからソバ打ちをしたり今年度はそれに加え、りんごの山を歩いてからりんご染め体験をしたりした。

4年間を改めて振り返った。
1年目は10回の体験塾で126人。
2年目は10回の体験塾で138人。
3年目は9回(大雨のため1回中止)の体験塾で137人。
そして、4年目が215人で4年間39回の活動で、延べ616人の親子が参加してくれた。

1年目の1回目に出会った子が発した言葉は確かに当時は大変なショックだった。
だが、今思えば、「もっと楽しい体験塾にしてよ!」という率直なメッセージだったに違いない。
彼の言葉があったからこそ今の活動につながっているかもしれないのだ。
その意味では、彼にもし会えたら伝えたい。
「君が正直に言ってくれたおかげで今の活動があるよ。」
と。むしろ彼に感謝しなければならないのだ。

また、来年度に進もう。