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ヒロちゃんの独り言

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森の風景に溶け込む子どもたち

2024-10-31 16:52:23 | 日記

先日、横手市内の年長児20名とのキャンプが行われ、同行させてもらった。
もう5年目のキャンプになるが、毎年、出会う子どもたちとの姿に感銘を受けている。
それは、力を合わせて火を起こしたり炊事したりする様子であったりする。
また、親元を離れて3日間過ごすのだが、時にホームシックにかかったりしながらもそれを乗り越えていこうとする姿であったりする。
そして、毎回感じるのだ。
キャンプは、標高750Mのブナの森で行われるのだが、子どもたちは不思議とフナの森の風景に溶け込んでいると。
子どもたちの森で発する言葉も楽しい。
先日のキャンプでは、1日目の夜から2日目の朝にかけて風がとても強かった。
ふと一人の子が、ふゅーふゅーとうなる風と向き合っていた。
じっと風の吹く方向を見たままだ。
思わず、その子に聞いてみた。
「何か聞こえるの?」
子どもが言った。
「風がね、風は強く吹いているけどキャンプがんばれと言っているの。」
と。
子どもにすると確かに風の音は、そのように聞こえたのだろう。

ブナの森を子どもたちと歩いているときだ。
まわりには、ブナの実や葉がたくさん落ちていた。
子どもたちは、両腕いっぱいに落ち葉を救い上げては投げていた。
その姿は、まるでブナの妖精のようにも感じた(実際、このキャンプ場は「妖精の森」と名付けられている。
ブナは、巨木も多く、中には200年を超えるであろうというものもある。
そのもとでは、子どもたちはあまりに小さな存在だが、その中を走り回る。
落ち葉があまりに多かったので、落ち葉を布団代わりにして、何人かの子にかけてみた。ネイチャーゲームのいわゆる「大地の窓」だが、意外にも暖かいと子どもが言う。
その中から見る風景は、また独特のものでもあるようだ。
ブナの幹回りを子どもたちが両手いっぱいに広げて囲ってみた。
子どもが両腕を回して4人でつながった。
太い幹に身体をぴったり付けるとブナの息吹が伝わるのだろう、子どもは満足げな表情をする。
ブナの実もたくさん落ちていたので、子どもたちはたくさん集めていた。
「食べられるんだよ。」
と話すと口に入れてみたりする。
「苦い。」
「意外とうまい。」
など子どもたちの反応は様々だ。

考えてみれば、生まれてまだ数年しか経っていない子どもたちだ。
現代の日本では、生まれた時点から人工物に囲まれているが、もともとは「子ども」という存在は自然に近いのだ。
自然とは親和性があるといえる。
だからこそ、この時期にこそ、多くの自然に触れさせたいと日々考えている。
もちろん、自然という存在はいつも穏やかであるはずではない。
時に危険な存在となる。
それは、落ち葉でも滑りやすいし、時にどこに穴が空いているかわからない。
近年では、異常気象を見れば想像を超えた危険な気候条件の時もある。。
だから、一緒に寄り添ってくれる大人という存在も必要だ。
それは、親だけとは限らない。
子どもの発見やつぶやきに寄り添ってくれる大人がいれば良いのだ。
美しい森の風景や風の音、木々が醸し出す香りなど自然は、これでもかというくらい、アピールしてくるだろう。
それは五感すべてを通して、伝えられる。
こうして、子どもたちの五感は磨かれていく。

親子を対象にした自然体験活動に専念してから7年目が過ぎようとしている。
さすがに最近は年齢を重ねたこともあり、疲れも残る。
しかし、毎回子どもたちの自然に触れ、キラキラした表情になる姿に励まされている。
「楽しかった。」
「また、来るね。」
という言葉は、私にとって何よりのプレゼントだ。