
私は、「寅さんシリーズ」の大ファンで、同じ作品を何度も見ている。
その中で、甥の満男と寅さんとの間にこんな会話場面がある。
満男「伯父さん、人間てさ、人間は何のために生きてんのかな?」
寅「難しい事聞くな・・・何というかなあぁ、生まれて来てよかったな、って
思う事が何べんかあるんじゃない。そのために生きてんじゃねえか」
満男「ふーん」
寅「そのうち、お前にもそう言う時が来るよ なまぁ、がんばれ」
男はつらいよ第39作「寅次郎物語」より
先日、講演の機会をいただいた小学校から、講演を聞いたPTA会員から感想文をいただいた。
その中に一人、私にとっては衝撃的ともいえる感想文をいただいた。
それがこちらの感想文である。
38年ぶりに酒井先生のお話を聞くことができ、昔から変わらない、優しい口調で、とても懐かしい気持ちになりました。
子を持つ親となり、時代についていこうと必死になっていましたが、ふと立ち止まって子どもと周り(自然)を見渡すのもありなんだなと思える時間でした。
真人公園の登山はぜひやってみたいです。
楽しいお話をありがとうございました。
〇〇小〇年時お世話になりました。〇〇より
その方は、お名前しかも旧姓まで書かれていたので、すぐに顔を思い出すことができた。 38年前といえば、初任校である。
もちろん、私はまだ20代で、右も左もわからないような頼りない教師であったはずだ。
ただ、教師という仕事にどうしてもなりたくて、数年もかかってやっと憧れの仕事に就けた、それだけにただ、毎日が仕事=趣味のような日々であったことが思い出される。
当然ながらこの子のことも忘れることがなく、当時日々の暮らしを生活綴方のごとく書かせていた時にきらりと輝く文章を書く子でもあった。
毎日、担任する児童全員と日記を交換するのが楽しみでもあった。
時々は、当時秋田魁新報に児童生徒の作品コーナーがあり、子どもたちを励まそうと子どもたちの作文や詩を投稿していたことも懐かしく思い出される。
講演会では、今の時代はともすれば
「子どもはとにかく早く大人になれ!」と急かしているようでならない。もっと子ども時間それも豊かな子ども時間が心豊かな大人になるために必要なのだ。」
と強調していたのだが、さすがにそのことを捉えておられた。
それだけでも十分うれしいのに、38年ぶりの再会である。
心がときめかないはずはない。
ただ、残念なことに講演会後にその方と対面することはできなかったが、私を見ていたことは間違いないし、この感想文だけでも対面できた気がしている。
38年間という空白時間は、その子の成長は見ることができないが、この感想文で十分伝わるものであった。
38年間も生きていれば、まさに
「あ~、生きていて良かったなあ」
と思えた瞬間でもあった。
もう一人、父親だろうか、その立場でだろう書かれている感想もあった。
今回は、とても貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
時代が変わるとともに日々触れるもの、見るものなども変化がありますが、自然はいつもそこにあって共に生きているものだなと思いました。
子育てに悩むときは、親子で自然に触れてみてたくさんのことを感じあいたいと思います。
自然の中では、親子も同じ目線になれることの話もしたのだが、それを的確にとらえてくれたと考える。
ついでながら、PTA会員として、20年近く前、同職していた一人の先生からもとても励みになる感想をいただいたので、紹介したい。
酒井先生の行動力、エネルギッシュさに驚嘆いたしました。
いつも若々しく、私にとって人生のお手本です。
海外で学校を作ったり秋田や横手の子どもたちのために里山の自然散策を計画実行したりと主体的に生き、人生を切り開いていく様は、まさに子どもたちにとってのモデルです。
これからもお元気に、ご活躍を応援しております。
他にもまだまだ応援メッセージばかりで、単純な私はのぼせそうだが、しっかり応援している方はたくさんいるんだぞ!と自分に言い聞かせたい。
だからこそ、ありきたりの言葉になるのだが、感謝の気持ちを忘れずにこれからも自分のやれることをより多くの方に届けたい。


※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます