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早春の花は黄色に染まる?

2025-04-06 06:21:28 | 日記

自宅前の田んぼも3月28日にようやく雪が消えた。
昨年は、3月15日に自宅前が積雪ゼロになっただけに今年の雪消えの遅さを痛感する。
ただ、マイフィールドである真人山は、まだ雪が残っており、標高が300メートルを超える地点では、まだ50センチ近い雪が残る。
そんな中、山には早春の花が咲き出した。
春一番には、マルバマンサクだったし、雪が消えたばかりの場所には、フクジュソウやキクバオウレンなどが見られる。
春が来たなと実感する花々の登場である。
ところで、マルバマンサクやフクジュソウといえば、花の色が黄色で鮮やかだ。
キクバオウレンは白色だが、やや黄色のものも混じる。
アブラチャンの花の色も鮮やかな黄色である。
早春の花の色に着目すると黄色が多い傾向のようだ。
これはなぜか?
残念ながら、この点に着目した論文等は見られないのだが、少なくとも被子植物の花の色は白色が一番多いのだが、早春の季節に関しては黄色が多いようだ。
ただの偶然か?
この点に関しては、植物の繁殖戦略を見るしかないだろう。
ご存じのように、植物は子孫を残すために、受粉を風に頼る場合もあるが、多くは昆虫たちに頼ることが多い。
ただ、3月といえば、とりわけ私の住む地域に関していえば、この時期昆虫たちの動きはまだ活発ではない。
もう少し暖かくなれば、蜂やチョウたちが現れるのだが。
だが、よく見ると小さなハエやアブたちが飛んでいる。
例えば、フクジュソウの花の中心には、ハエのような小さな昆虫がじっと動かず止まっている時もある。
それは、まるでフクジュソウの中で、日向ぼっこをしているかのようだ。
実際、フクジュソウの花の形は、パラボラアンテナ形で光を集めるには、ちょうどよい形をしている。
そして、驚くべきことに花の中心は、花の外の気温よりも数度高いことが確かめられる。
これによって、フクジュソウは、昆虫に受粉を促しているようだ。
また、マルバマンサクの花に関しては開花期間が長い。
例えば、今年の真人山では。3月2日に開花を確認したのだが、4月に入ってもまだ黄色の花が目立つ。
同時に、個体差が目立ち、依然としてまだ開いていないつぼみ状態の花も見られる。
これはなぜか?
これもまた、論文等が見つからず、あくまで私の仮説に過ぎないのだが、この時期昆虫が活動するにはまだ十分な暖かさとはいえず、時に暖かくなるチャンスを待っているからではないか。
長い期間、開花し続けることによって、昆虫たちの活動の機会を待っているのではないかと思えるのだ。
同時に、個体によって、開花時期をずらすことによって、一斉に開花したりすることはなく、あるものには早く受粉活動を始めさせ、あるものには遅れて始めさせるといったことが考えられないだろうか。
ちなみにJSPP(一般社団法人日本植物生理学会)サイエンスアドバイザー・勝見允行氏によると次のような見解がある。
早春にいち早く活動を始める昆虫にはアブやハエの仲間が多いのだが、これらは黄色い色に敏感だといわれている。
昆虫の目には単眼と呼ばれる器官があって、光を受容する。
昆虫が受容出来る光の波長は人に比べて短波長よりで、300nm?650nm (nm: ナノメーター = 10のマイナス9乗メーター)の範囲だといわれている。
だから、紫外線を含む青や紫の短波長の光には昆虫は反応し易く、赤色の様な長波長の光には反応が鈍いというのだ。
人には黄色い花や白い花も昆虫には淡い青色に写るだろうということだ。
もちろん、花に呼び寄せるには、視覚だけでなく香りも必要だ。
マルバマンサクやアブラチャンの花にもわずかながら香りを発しているように思われる。

モノ言わぬ黄色の花々たちにも多くの秘密が隠されているようだ。
それを様々な視点からの観察や昆虫たちとの関わりで見ていけば、見えてくることもある。
それを解き明かしたり想像したりするのも楽しい。
早春の花たちを見ながら、そんなことを考えた。


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