食のカオス地帯・名古屋

　名古屋といえば、食文化のカオス地帯なわけだ。
　味噌煮込みうどん、味噌カツ、あんかけスパなどなど、妙な食べ物がいっぱいある。
（ま、食に限らず、名古屋そのものが、カオスという説もあるけどね）

　でね、名古屋人のおいらが、名古屋飯のネクスト・ブレイク候補を紹介してみようと思ったわけだよ。
　どうだ！



　まず、本命

台湾ラーメン



　なんで、名古屋なのに台湾なのかは知らんが、名古屋には「台湾ラーメン」っつー食べ物が昔からある。
　特に台湾から伝わってきたというわけでも、昔、名古屋が台湾領だったということもないのだが、そいつには、なぜか「台湾」という名前が冠せられている。

　どんなラーメンかというと、見た目は、担々麺みたいな感じだが、あくまでもラーメンなのが、ポイント。
　ま、挽肉と唐辛子がのった、担々麺風ラーメンといったところかな？
（そもそも担々麺って、台湾じゃなくて、四川料理だよね？？）

　名古屋にいくつかチェーンをもつ味仙の台湾ラーメンがわりと有名だけど、たいていのラーメン屋で食べれます。

　このラーメン、名古屋人は全国的にあるものだと勘違いしているので、あえてよそ者に紹介しなかったりするので、いまいち全国的な知名度が低いんだけど、そのうちブレイクするんじゃないのかな？



　つぎ、対抗

どて煮



　これは、比較的メジャーだと思うんだけど、名古屋風モツ煮込みのどて煮。（通称・どて）
　例によって、赤味噌を使ってモツや牛筋なんかを煮込んだ鍋です。
　ま、飲み屋になら大抵あります。
　あと、これをご飯に載せた「どて丼」なんてのも、まま、あるかな。
　かなりクドイので、赤味噌初心者は避けた方がよいと思われます。（美味しいんだけどね）



　次に、大穴

シロノワール



　名古屋の老舗喫茶チェーン・コメダ珈琲の看板デザート。
　温めたデニッシュ・パンの上にソフトクリームがたっぷり乗っていて、お好みでシロップをかけながら食べます。
　大きさはハンドボールぐらいあるのかな？　一人では食べきれません。（俺は、食っちゃうけどね）
　最近飲み屋とかに「ハニートースト」みたいな名前で、トーストの上にアイスクリームを乗せたデザートがおいてあったりするけど、まあ、それみたいなものだ。

　そんなにおいしいものではないと思うけど、かれこれ30年ぐらいずーっと、名物メニューとして生き残っているので、そのうち全国区になる日がくるかもしれないと、思うんだよね。

　ちなみに、

・おばちゃんが、よく「シロノ・ワールド」と、言っているけど、間違いです。
・小さいコメダでは、ソフトクリームの代わりに生クリームが乗っているという都市伝説があるんだけど、真相は未確認です。



　で、おまけ

シャチポン



　ＪＲ東海の子会社が、流行らせようとしてここ数年売りつづけているけど、いっこうに流行する気配のないケーキ。
　何が、ダメってさ、見た目はインパクト抜群なんだけど、マズいんだよね。
　ようは、シュークリームなんだけどね、なんか、コンビニで80円で売っているような安っぽいシュークリームの味がするんだよね。
　いっそ、味噌味にでもするか、エビ入れとけばれば、よかったんじゃないの？
　ま、名古屋人でも知る人は少ないと思うので、先物買いをするのなら、今のうちだね。



　こんなもんかな？
　やっぱ、カオスだね、我が街は...。