今月は、桑小卓(くわこじょく)での風炉手前でした。
そして、桑小卓の上の薄茶器は、「甲赤(こうあか)」。
普通の棗とは違って、袱紗で拭き清める作法も注意が必要。
建水を桑小卓の下に飾るお手前で、平べったい建水を使うので、
お湯をこぼさないように扱うのが難しかったデス・・・。
この日の掛軸は、「閑座聴松風」(閑座に松風を聴く)。
正に、茶室でお茶を点てる時の気分そのものですね。
中央のお花は、ハマナス。
ちなみにハマナスの語源って、もともとは「ハマナシ」なのだとか。
浜に咲いて果実が梨に似ていることからだそうです。
気分を落ち着けるひとときでした。