健康楽園。

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信頼される職種。

2007-07-13 | 聴けた!imaging.
アメリカでは、信頼される職種ナンバーワンが薬剤師です。
日本では、確か・看護婦さんが1位で、薬剤師は3位ではなかったでしょうか?

11日、名古屋市丸の内・アイリス愛知で、羽島市民病院薬剤部長、安田先生の講演をお聴きしました。
演題は、「国民から信頼される職種NO1になることができる時代。--今、我々がやるべきことーー」です。
とても順序立ててわかりやすく、パワーポイントを使って話して頂きました。
1、医療制度の崩壊の到来か!?
2、薬剤師の現状について。(病院薬剤師の現状、開局薬剤師の現状)
3、平成18年からの薬学部6年制への導入の意味。
4、薬剤師活性化への提言。
5、我々のやるべきこと。
こういった副題に基づいて、お話し頂きました。
羽島市民病院は、岐阜大学の関連病院でありますが、ご多分にもれず、岐阜大学から、なかなか医師が来てくれません。
329ベッドの病院です。
院内の薬局では、薬剤助手を9人使っています。アメリカにおけるテクニシャンのような機能を持たせています。
薬袋の準備だとか、薬剤を取り揃えたり、分包したり、1包化したり、注射薬個人セットの搬送をしたりして、薬剤師の業務を補佐します。
院内の薬剤師は、専門薬剤師として、糖尿病医療チーム、化学療法チーム、緩和ケアチーム、栄養補助チームに入って活躍しています。
NST(ニュートリション・サポート・チーム)。最近は栄養管理チームでの活躍がすごく多くなってきました。
手術後、患者さんに、なるべく早く口から栄養を摂取してもらい、患者さんの免疫力を高めて、MRSAなどの、術後感染を予防しています。
薬学6年制に関しても、
患者さんから生命の尊厳を学ぶ(生命倫理)。医療スタッフから患者さんへの対応を学ぶ(医療倫理)。薬剤師としての姿勢と薬剤業務・知識を学ぶ(薬学倫理)
こそ重要だと強調されていました。
「目標はひとつ、患者さんから・ありがとう・と言って欲しい。」
医師・看護師は、とってもレベルの高い素晴らしい職種だけど、忙しすぎて患者さんと接する時間がどうしても短くなってしまいます。
薬剤師こそ、しっかり患者さんの訴えをお聴きして、悩みを聴き、退院しても、地域の薬剤師と連携を持って患者さんをフォローしていくべきともおっしゃっておられました。
明快で素晴らしい講演会でした。

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