霧の橋 (講談社文庫)乙川 優三郎講談社このアイテムの詳細を見る |
第七回時代小説大賞受賞作です。
時代小説には、司馬遼太郎さんという巨人がいらっしゃって、まさに金字塔のかずかすはすばらしい!!!
一方・山本周五郎さん、藤沢周平さんと続く、流れ・伝統があります。
市井の方々の人情を描いた・一連の小説。
英雄でなく、悩み苦しむ主人公の心情を温かく描いた作品。
まさにこの物語も、その系譜のうえにあった作品でした。
武士を捨てて、紅屋の主人となった主人公。
父の死から、大店の陰謀など、すべての複線が見事に・絡み合って、終盤の浄化に向って突き進む!!!
読後感は、極めて良し!!!!!
これから、少し乙川さんの作品!!!読んでみよう!!!!
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