健康楽園。

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ファイアー。

2005-11-01 | 聴けた!imaging.
先週聴く事が出来た・「キリンビバレッジの商品戦略」。キリンビバレッジ株式会社商品商品企画部長 佐藤章さんのお話。なんせテープから起したのではなくて、聴いたメモからなので不確かな部分も残ります。
「1982年にキリンビールに入社しまして1997年にビバレッジに出向しました。この飲料の市場は年間4兆円もあって、生ジュースなど期限が短いもの、チルド商品が2割、日持ちするドライ商品が8割です。販売形態は過去3年くらいまでは自動販売機が6割を占めていましたが、現在は4割で、手売りが6割になっています。
シェアーナンバーワンがコカコーラで32%。2位がサントリーで16%。3位以下は10%弱で熾烈な争いをしています。上位10ブランドで売上の6割を占め、20ブランドで9割を占めてしまいます。年間に1000種類以上新製品は出るのですが、ヒットするのは2-3個で去年は伊右衛門でした。ブランドでは1位がジョージアで2位がコカコーラ、3位がアクエリアスです。
種類別に見ますと1位が缶コーヒーで月間4億円売れています。2位がお茶で1,9億円、急速に伸びています。3位が果汁で1,8億円です。
キリンはファイアー、生茶、きき茶、アンナサプリ、というヒット商品を持っています。コーヒーを缶で飲む習慣を持つのは何故か日本だけです。清涼飲料を飲む世代ですが、年を取ればとるほど飲むようになります。からだの水分が足らなくなるからではないでしょうか?
ビバレッジに移った頃はヒット商品といえば、午後の紅茶くらいしかありませんでした。商品分析すると、キリンレモンは既に負け犬、午後の紅茶は花形でしたが、金の成る木がありません。その頃、ジョージアとBOSSが独占していたコーヒーというカテゴリーを選択し、開発資源を集中しようと決意しました。
・レギュラーコーヒーの旨さを追求した缶コーヒー・自家焙煎のこだわり・焙煎は火で旨くなる・心に火を灯す・勇気であり・ネイティブアメリカン・のイメージで作ろう。
矢沢永吉と飯島直子に勝とう!パッケージもライターのジッポみたいにしよう。その計画を経営会議に上程しました。即座に却下。ファイアーとは何だ?火事になるみたいで縁起でもない。麒麟のイメージが無い。名前は「キリン缶コーヒー」で良いのではないか!」当時の社長が断言しました。
練り直し!スピーディーワンダーに交渉したが、コマーシャルの為の演奏はしないということで断られていた。即座に正規のルートでなくて、私が直接手紙を書きました。今、日本はバブル崩壊・デフレで元気が無い。日本を元気にするために歌ってくれ!と・・・、そうしたら・やるっていう返事が来ました。即アメリカに飛びました。そして、井上揚水のキリンコーヒーのビデオと、スピーディーワンダーのファイアーのビデオ2本作って再び経営会議にかけました。」
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