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三面記事で読むイタリア。

2005-11-29 | 読んでみた。finding.
三面記事で読むイタリア

光文社

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海をゆくイタリア・の著者、内田洋子さんと、サンタチェチリア音楽院ピアノ科を卒業したジャーナリスト・S/ピエールサンティさんの共著。三面記事らしく刺激に満ちて抱腹絶倒・驚きの内容。
「世界を震撼させる国イタリア」の章では、破滅か福音か、という副題で、世界初のクローン人間誕生がイタリア人医師アンテノーリ氏によって成功したという2002年4月6日の記事が紹介される。そのクローン赤ちゃんの母親は、アメリカに住む非常に裕福な日本人であるとの憶測も紹介されていて、苦笑を呼びます。
神に対する冒涜だという宗教との葛藤の中でのアンテノーリ医師の主張にも耳を傾けなければならない。
フェラーリの強さの秘密。シチリアのマフィアの親分たちが愛したタオルミナ・サン・ドメニコパレスで演奏しているピアニスト・キコ・シモーネの紹介。は「世界が憧れるイタリア」の章。
世界で最も長い橋を架けたイタリア人ではシチリア州議会が12月21日のクリスマス休暇からカーニヴァルまでの2月11日まで突貫休日54日を可決したと、信じられない記事が。そして議員の月給は15000ユーロ(180万円)だとも・・・。それが世界で一番長い橋の由来でした。
「世界一騙されやすいイタリア人」では、異常に呪術家や星占い、カード占い、手相見などが好きなイタリア人気質が紹介される。幼児やかなりの高齢者を除くイタリア人3人に一人がカード占いなどなどに年間で50億ユーロ6000億円を支払っているというもの。イカサマ師の数は7万人にも上がり、闇商売の呪術師たちが納めなかった税金はここ8年間で総額130億ユーロ1兆5600億円になるとしています。それで占い師と関わったイタリア人1000万人のうち、自分が騙されたと思っているのはわずか100万人、過去4年間で詐欺の訴訟はわずか150件しかないといいます。祈祷の謝礼の相場が1回500ユーロ、敵対する誰かにかけられた呪いを解いてもらうには500ユーロから50万ユーロ6000万円を用意しなければならない。その費用捻出のための離婚話しや、ゴリ押し商法などが紹介される。フフフの内容だ。
一方、いま・稲葉さんの紹介で読んでいる江原啓之さんのスピリチュsル・カウンセリング、占いのような霊的なものに頼るだけでなく、自分の問題としてとらえろ!!とすごく明快なのでした。
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