運動会準備に思う

わが地域では、2005年の町村合併以前からずっと町全体で町民(今は旧町域だが)運動会を実施している。
今年はついに記念すべき50回大会となる予定である。
それはそれで地域住民の親睦を深めると同時に町全体としてスポーツへの関心を高め、健康増進に役立つ大きなメリットが
あると認識している。
私も、地域の体育委員として関わらせて頂いて大いに協力したいと感じている。

しかし、例年急速な高齢化が進み、なかなか選手へのなり手がないのも事実。
毎年、例年並みに選手を集めることを目標に地域内をお願いに回るのであるが、毎年厳しさが増している。
日本全体を考えると、首都圏や大都市圏に人口が集中する一方で我々の住むような地方圏では人口が減少し、
活力がなくなっていく一方である。
こういった地域のイベント一つとってもその悪影響が色濃く出ている。

わが国の強さは、様々な地域の多様性があり、そこからの恵みがあり、
それをもとにして成り立つ都市圏があることにもあると思う。
単純に都市圏が強くなるだけでは、総合的に国家としての強みは落ちてしまうと感じる。
地方と都市圏がともに共存して輝くためにはどうすれば良いのか、しっかりとした将来ビジョンを設計し、それに基づいて
今、何をすべきか順々に計画立てて進めていく必要があると感じる今日この頃である。