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やさしい曲を弾き込む面白さ

「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の特別企画「ギターの個展2018」は今週末です。
若いころから毎年、秋のコンサートのひとつを「1年間の総仕上げ」と位置づけ、普段よりも響きが良く少し広い会場を使い、気合いを入れてとりくんできました。今年のそれが「ギターの個展2018」です。
これまでは、10分以上かかる大曲を必ず入れ、だいたいそれをメインにしてきましたが、今年にはそれがありません。一番長い曲が「モーツァルトの主題による変奏曲」で約9分、ついで「グランホタ」か「ヒロシマへのパッサカリア」かというところです。
体力がなくなってきたこともありますが、長い大きな曲をなんとか弾けるようにすることよりも、もともとある程度は弾ける短めのやさしい曲を練りに練って、自分なりの解釈と表現で弾き込んでいくことの方が面白くなってきたのです。
もっとも、「モーツァルトの主題による変奏曲」や「グランホタ」を「やさしい」と言われる方はいないでしょう。そこには工夫があります。「見てのお楽しみ」「聴いてのお楽しみ」……ということにしておきましょう。ぜひどうぞ。週末20日(土)の午後6時半、伊勢河崎商人館角吾座です。
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