はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

能登とアメリカ

2006-07-08 20:39:47 | 田舎暮らし雑記
ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター
ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センターというちょっと長い名前の財団法人をご存知でしょうか。
私もつい最近まで全く知りませんでした。

ジョン万次郎の話は、なんとなく聞いた方も含めて、知っている方は少なくないような気がしますが、彼の米国での暮らしについては、私も含めて殆どの日本人(アメリカ人)は知らないのではないかと思います。


”ジョン万次郎”日米友好の原点」と題する同財団のページから…

今から約150年前、土佐の国(高知県)中ノ濱の漁民の子、万次郎は14歳の時、足摺岬沖で遭難し、捕鯨船のホイットフィールド船長に助けられ、アメリカに渡り日本人として初めて英語、航海術などの教育を受け、後の日本の開国に大きく貢献しました。
その間に芽生えた友情は、その子孫を通じて今日まで150年にわたり途絶えることなく続いています。過去において、日米両国には不幸な時代もありましたが、両家の間の絆は解かれることはありませんでした。
本財団の名称は、このジョン万次郎とホイットフィールド船長の友情の精神にもとづくものです。


戦争を経てもなお、現在も続く二人の友情の交流。
素晴らしいおはなしです。

この財団では、日米の草の根的な相互理解を進めるため、一年ごとに米国と日本を交代で大人同士のホームステイ交流会を開催しているそうです。

昨年は愛知で開かれ、今年はコロラド州でこの9月に開催される予定です。


能登の財界・行政の方とも広い親交を持っておられて、この財団の理事をされている方が、来年日本での開催となる大会を能登で実施しないかと数ヶ月前、地元にお話を持ち込まれました。

今日は、午後からその実行委員会設立の会合が開かれました。

参加者からの意見にもありましたが、地域お興しの活動団体・行政、さらに財界人が一同に会することは、今まで能登ではありませんでした。

来年6月の開催に向け、受け入れ地区の相互紹介や企画案など話し合いました。
全員ボランティアベースでの参画・受け入れとなりますが、各地から地域資源や文化・伝統工芸を生かした素晴らしい企画提案がされました。

ちょっとフライングかもしれませんが、9月のコロラド大会から能登大会の募集が公式に開始されるとのこと。もちろん、日本全国各地からの参加もokです。

英語の募集パンフレットも出来上がっていました。

コロラドへは私も8年前に研修で行きましたが、それはそれは素晴らしいところでした。今回も行きたかったのですが、いろいろあって…

能登からコロラド大会には、7名の方が自費参加するとのこと。

次回の実行委員会は、その参加報告を踏まえて、能登ではどうするかより具体的な議論になりそうです。


この会合から帰宅すると、今度は地区の壮年団の会合。

毎年、集落の盆踊りは壮年団が主催・準備をしています。
今年は、8月13日(日)と決まりました。
子ども達に配る飲み物やお菓子、大人に振舞う酒類はすべて我々会員の会費で賄います。
焼き鳥なども、団員で焼いて、振舞います。

会場は、国道沿いの漁港の広場。国道からも良く見えます。
今では夏の風物詩的な行事になりました。

当日晴れると良いのですが。