Hiro’s Diary (あしあと)

『TEAM DU BON TEMPS』に所属。 チーム名の意味は、フランス語で『楽しい時間』なんですよ。☆ミ

サクラのジュータン

2008年04月20日 | プロローグ
桜の花びらも徐々に散ってきました。
そろそろ、新緑の時期ですね。



サイクリングコースは、桜の花びらの散った絨毯となっています。
そこを走るなんて、なんと贅沢なのでしょうか。
自然を満喫しました。
さてさて、話は昨日の続きです。

【プロローグ③】
さて、九頭竜川堤防沿いからのサイクリングコースは、結構気に入って、天気の良い日はいつも走っていました。

町乗りロードバイクと思って買った私ですが、最近になってふと気づく羽目に…
というのは、サイクリングコースを走っていて、すれ違うロードバイクとなにか違う感じがする。
というのは、私の愛車である”OCR3”のカッコといえば、前後のタイヤのスポークに反射板がついており、また”OCR3”購入の時にスタンドがついていない物だから、わざわざ付けてもらいました。
今思えば、何とも不格好…
また自分のスタイルといえば、短パンにスニカーそして帽子をかぶってという格好です。やはり、あのエイリアンみたいなヘルメットと、ピチピチのサイクルウェアには少々抵抗があったからね…

と言うわけで、私の愛車(OCR3)はここから色々と改造計画が始まることとなった。
(改造計画といっても、もともとついているのがおかしいのだが…)

まず、反射板やスタンドは取り除きました。
(多少、軽量化になったと思います。)
それから、サドルの位置などが自分の体にあっているのかわからず、ロードサイクルの基本的な本を買ってきました。
サドルの高さは計算式よりでるみたいですが、初心者の場合は計算式で出た数値より、少し低めがよいと書いてありましたので、教科書通りにしました。

本を読んでいる内に、サイクルウェアの購入を決めました。というのは、そろそろ汗ばむ季節を迎え、通常のシャツでは汗でベタベタになり着ごごちが悪い。
そんな訳で、機能性の良い物、またカッコの良い物をとネットで調べました。
(すぐにカッコから入るわたくしです。)
と言うわけで、カステリのサイクルウェアに決定  (カラーはブラックバージョン)

              

さて、パンツはというと、さすがに初めての素人が品物を見ずにネットで購入するのは少々怖い。
そういう訳で、こればかりはサイクルショップで直接見て買うことにしました。
ショップに行って、お店の人にいろいろ教えて頂き、きまったのはコレ

                 

アソスのハーフショーツに決定!
他のショーツやビブパンツに比べてお値段は高いのですが、お店の人にも進められて購入しました。
後でわかったことですが、替え用にもう一着カステリのビブパンツを購入しました。
でも、お尻のパットの部分がアソスには負けます。
やはり、ネットでも皆さんから推奨されてるように、アソスの品物は結構いいです。

次にシューズといいますと、通常でしたらロード用のシューズを購入しますが、まだ中途半端な私にはペダルのビンディングもありで、またバイクから降りた後も歩けるというのが魅力で、MTB用のシューズ(エルモロ)を購入しました。カッコも良かったし、履きごごちも結構良かったです。
またペダルはというと、普通のシューズもOKのフラット面と、MTB用のビンディングもついているという両面を使えるものにしました。

         

         

それからグローブ。
このグローブは人気があり、日本では品切れ状態でした。
海外サイトより購入しました。

             

そういうわけで、何とかカッコはついてきたものの、まだまだ中途半端な組み合わせです。
でも、サイクルウェアを着ることによって、汗をかいてもサラッとしていて気持ちがいいです。
さすがに、機能的に考えられたウェアなんだなと感心したね。

何とか形はできたものの、このような状態で走っていた時のことでありました。

 『プシュー』 
 『ガクガク』
  そうです。
  パンクです。
  初めてでした。

自宅から10㎞ほど走行した所で、パンクしてしまいました。
パンク修理剤も道具も持っていない私は、しばらく途方に暮れていましたが、仕方なく歩いて帰ることに…
この時思いましたが、MTB用のシューズにしておいて良かったと思います。
途中、同じロードレーサーの方に

『パンクですか?』
『パンク修理剤ありますよ! お貸ししますか?』

と親切に声をかけてくれる方がおりました。
もう少しで家も近くだったので、

『ありがとうございます。 家も近いので結構です。』

と言ったが、あの時のお声がけはすっごく嬉しかった。
本当にありがとうございました。親切な方っていますね。

家に帰ってから、すぐにサイクルショップへ…
お店の方にパンクの修理をお願いしましたが、


お店の人  『空気は入っていた?』
本人     『はい、入っていました。(きっぱり!)』 

お店の人  『適正空気圧でしたか?』
本人     『えっ、適正空気圧?』 

お店の人  『ええ、だいたい初心者の方がパンクの修理を持ってくるのは、空気圧が適正に入っていないんだよ。』

お店の人  『適正に入ってないから、ホイルのリムでパンクしちゃうんだよ。』


またまた、やってしまった。ド素人だな~。

そんなわけで、応急パンク修理剤、修理道具、サドルバック、予備のチューブ、メーターの付いた空気入れを購入。
それと勿体ない話だが、カラー(レッド)の入ったタイヤに前後交換してもらった。
尚、OCR3のタイヤはもともとが700×25Cの太さなので、700×23Cの細いタイヤにした。
また一歩、ロードバイクに拍車がかかった。

さてさて、ここまではそれなりにサイクルライフを楽しくすごしていました。
このころより、日の出も早くなり、朝練にはもってこいの季節です。
前日には天気が気になり、晴れていれば結構毎日のように走っていた。

ところが、忘れもしない2007年7月19日(木)午前6時頃、いつものようにサイクリングロードをUターンして帰り道の時です。
道路を横切ろうとして、通常は一旦ビンディングの固定を外し、一旦停止の状態だと思うのだが、少々ロードバイクに慣れてきた事もあって、スピードを落としソロソロとした走行をしていたときです。連日の走りで疲れがあったのか、若しくは少々坂になっていたものだから…
ロードバイクは左側にグラリ…
はい、立ちごけをやってしまいました。
この時、頭もぶつけそうになったものだから、思わず左手をついてしまった。
”パキッ” なんとなく変な音が…

とにかくバイクのビンディングの固定を外し、立ち上がったが左手が痛い。
数メートル程歩いたが、途中痛みでうずくまってしまった。
なんだか冷たい汗がボタボタと落ち、顔面の血の気が引いていくのがわかる。
自分では何が起こっているのかわからない状態でした。
後で友人に聞いた話ですが、下手するとその場で倒れてしまう場合もあるとのことでした。

この時、自分は骨折にまだ気づかず(骨折したことがないから)、多分打撲程度と思っていた。
帰りの道のりは約20㎞程ある。
取りあえず、サドルを低くして、ブレーキは右手のみの走行で家に戻った。
家に戻る途中思ったことがある。

そう、ヘルメットです。
エイリアンみたいで、何となくカッコ悪いと思っていたが、今日の出来事で絶対に必需品であることに築く…
考えてみれば、時速40㎞以上は当たり前に出てしまうスピードだ。
こけて打ち所が悪ければ、死…
やっぱり、ヘルメット買わなくっちゃ!
そんなことを考えながら家路を急いだ…


何とか家に着き、グローブを外した。
少々腫れているかな、程度しか思っていませんでしたが、外してみるとかなりのコブになっていました。
私の奥さんがそれを見て…
『多分、折れているね。』
『そっかー』と言って、とりあえずシャワーを浴びる。(普通はすぐに病院走るだろ…)
そして、整形外科にいった。

病院に着くなり、保険証を受付に提示したとき、事務員さんが『どうしました。』と聞いてきた。
『自転車に乗っていて、こけて、左手首が…』と見せると
パンパンに腫れた手首をみて、すぐに診察室へ案内された。
(この病院は、朝早くいかないとお昼頃にしか帰れないのだが、すぐに診察室に案内されて先生に見てもらった時、事の重大さに気づいた。)  遅い!!

先生 『多分、折れているね。』
   『とにかくレントゲン取りましょう。』

という訳でレントゲンを取り終え、看護師さんから事情聴取とあいなった。

看護師さん   『どこでなったの?』
本人       『○○橋の近くで、自転車の立ちごけです。』
看護師さん   『いつ頃?』
本人       『午前6時ごろかな』
看護師さん   『えーっ、救急車よばなかったの』
本人       『はい、まさか折れているとは思わなかったから…』
看護師さん   『どのようにして家に帰ったの?』
本人       『そのまま自転車で…』
看護師さん   『えーっ、結構距離があるじゃない』
本人       『…』
看護師さん   『それで、ここまで何で来たの?』
本人       『自分の車で』
看護師さん   『えーっ、片手で?』
本人       『はい』
看護師さん   『帰りは代行で帰って下さいね!!』
本人       『はい』

看護師さん、かなり呆れていました。
この後の話は次の日に…

そんな訳で、ヘルメットを購入しました。
ヘルメットの置き場所は、以前息子が使っていたウルトラマンの時計です。
使わなくなっていたので、もらい受け現在は写真の用に置いてあります。
う~ん。 似合っている。
ロードバイク等に乗っている方、ヘルメットは絶対必要です。
必ず着用しましょう。


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