室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

屑辞苑2 「ウエス」

2018年03月14日 | 屑辞苑
室長です。

このところ暖かい過ごしやすい日が続いていますが、花粉症持ちの室長には厳しい日々が続いております、、例年は騙し騙しなんとかやり過ごしてきたのですが、今年の花粉は強烈なのかかなり重症化して生活に支障が出つつある今日この頃です。ティッシュの消費量が半端ないことになっていますw

さて、そんな辛い状況も手伝って、なかなか更新できていなかった「屑辞苑」シリーズ。

期待(?)に応えて第2回目をお送りします。

今回取り上げるのは、「ウエス」について。

ウエスというのは一般的に油やグリスなどの汚れを拭くために使用する布切れのことです。それこそティッシュのように使い捨てを前提にしたものでして(クリーニングしてリユースされるものもありますが)、その多くが汚れを拭いたら捨てられる運命にあるものです。それゆえ、布切れとは言え、いわゆるぼろ切れをリサイクルしたものに由来するものが多いようです。

実はかつてこのブログで以前「ウエスのいろは」というエントリーで書いたことのある内容のほぼ丸写しなのですが、一部のデータを新しく加えて加筆したということで、改訂版という形で再度アップした次第です(苦笑)

【ウエス】

――・の語源
ウエスの語源とは一説によると、waste(ウェイスト:浪費、くず)が訛ったものなのだとか。
その語源が示す通り、ウエスは古着や古布などのいわゆる“ぼろ”を再利用したもので、色・形・材質ともに多種多様です。

――・のできるまで
このウエスというもの、製造業や塗装業の皆さんにとっては馴染み深い代物ですが、どのようにウエスが出来上がるのか、ご存知でしょうか?
①まず、一般家庭や事業所(主にリネンサプライ業)から廃棄された古着・古布が原料として回収されます。
②専門業者の手作業による裁断や選別を経て、③集荷された原料のうち約3割がウエスに生まれ変わります(平成18年の実績は約67,000トン)。
残りは中古衣料として輸出される他、反毛材(フェルト等)としても再利用されています。(下図参照)



そう、廃品を再利用するという観点から、ウエスはリサイクルの模範生なのです!

――・と世界経済
ところで最近、ウエスの品薄状態が続いていることにお困りの方もおられると思います。
実はここ数年、本来ぼろとして処理されてきた国内の古着が、“腐っても鯛”よろしく、東南アジアを中心に海外で中古衣料として流通するようになり、結果、国内ではウエス向けの原料供給がタイトになっているためなのです。
アジア諸国の生活水準向上により、「古着を買えるようになった」人々が急増していることのしわ寄せと言えそうです。
実際、貿易統計で中古衣料の輸出量を見ると、直近(2017年)では24万トン超とここ十年で倍増していることが見て取れます。石油製品や金属だけでなく、ウエスも世界経済の影響からは免れられない立派な「資源商品」なのです。


出典:財務省貿易統計

――・のこれから
ウエスの原料供給は確かに世界経済の影響を大きく受けていますが、実は国内の工夫次第で解決できるものなのではないかと個人的には思っています。
と言いますのも、一般家庭や事業所から廃棄される古着・古布の大半(なんと約9割!)がこうしたリサイクルのルートに乗らず、そのまま廃棄物として焼却処分されているからです。
このスルーされてしまっている大量の古着・古布に目を向けることで、かなりのボリュームのウエス原料の確保が可能になることは想像に難くありません。
自治体によってはリサイクルに回しているところもあるそうですが、わが那須烏山市で回収される布類の廃棄物も単に廃棄される運命をたどっているのだとか、、
古着・古布の廃棄量の約3/4が一般家庭に由来することを鑑みますと、行政等による回収ルールの見直しはもちろん、われわれ排出者の意識改革も必要になりそうです。

[室長のまとめ]
ウエスとは
※酷い花粉症につき考えがまとまらないため、しばしお待ちください、、
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