ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本

2021-01-14 20:54:05 | Book&Art&TV

「はやぶさ2最強ミッションの真実」

足かけ6年50億kmの旅を終え、昨年12月にオーストラリアの砂漠に帰還したはやぶさ2号。

小惑星リュウグウの土を採取して華々しく脚光を浴びたんだっけ。

そのミッションの詳細なドキュメント。

初代はやぶさに比べるとトラブルもなく大成功のイメージがあるけど、失敗は許されないというプレッシャー。わずが600kgの飛行物体を遥かに遠くに飛ばしてまた帰還させる。どれだけ難しくて大変な仕事だったのかよくわかる。

現場とJAXA上層部との板ばさみなど、プロジェクト責任者の苦悩も。

正直、工学的理学的な話はちんぷんかんぷんだが、小惑星の名前がリュウグウに決まって、リュウグウにウラシマクレーター、オトヒメ岩塊など、おとぎ話由来の名前がつけられたりの、遊び心も楽しい。

121ページ「リュウグウで得た玉手箱は開けると何が起き【る】のか…(珍しく脱字が)「開けても内部のものが漏れないようになっている。開けると科学の時計を前に進められる。開けると出てくる煙も含めて分析したい」といった笑いのある記者会見も。

そして、カプセルを地球に戻したはやぶさ2の母船は、残った燃料を使って再び小惑星「1998KY26」を目指して片道切符で拡張ミッションの飛行中。到着予定は2031年、元気に飛び続けてください。


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