2006年10月29日 宣教50周年記念感謝礼拝を迎えて

　宣教50周年記念感謝礼拝を迎えて

　50という数字を考えるとき、私たちは、五旬祭（ペンテコステ＝第50の意味）の日に、聖霊が下ったことを想い起こす。この日が教会の誕生日となった。聖霊の力が、教会を造り上げていった。
　私たちの教会が、この地域に宣教を開始してから50年が経つ。私が、今年51歳。私が生まれた頃にこの教会はスタートした。半世紀、聖霊に導かれて平尾教会の宣教活動は、展開され、進展した。幾人かの兄弟姉妹は、当初からのその歩みを、その目でご覧になって来られた。
　教会にどのような恵みが与えられたのか、試練が与えられたのか、そのときどきの大きな出来事を知っておられる。ここで生まれた人も、また、神様の御元へ帰っていかれた人もおられる。平尾教会は、これまで福音宣教のために、一生懸命努力してきた良い教会であった。神の教会であり、キリストの教会であった。
　宣教50周年を記念するこの日、私たちは、新たに聖霊のお働きが豊かに臨むことを願う。使徒たちが、その聖霊に押し出されて、大胆に福音を語っていったように、私たちもまた、イエス様のことを大胆に臆することなく語っていきたい。ペンテコステの日に注がれた力強い聖霊のお力を平尾教会のすべての人々にと願う。
　私は、これからの50年、この平尾教会に神様がいかなることを期待しておられるのか、とても楽しみだ。御心をお尋ねしたいと思う。平尾教会は、御心を求めつつ、自由を愛し、互いに成熟した群れの教会としてこれからも歩む。

平良　師