ケセランパサラン読書記 ー私の本棚ー

◇『同志少女よ、敵を撃て』   逢坂冬馬 作   早川書房

2022年の本屋大賞の作品。

以前に『ロシアン・スナイパー』という実在した女性スナイパー、リュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリチェンコを主人公にした映画を観たことがあって、なんとなく内容を予測してしまい、読まずじまいになっていた。

先日、『歌われなかった海賊へ』を読んでいる最中、これは読もうと思い、さっそくアマゾンに発注。
ちょうど良いタイミングで届いた。

昨日から、さっそく読み始めた。
でも、寝ずに読むのは少し自制しよう。
自分の年齢も考えて。

私には、ほんと若い時から、読み終わらないと気が済まないという癖があって、一冊を大体一晩で読了する。
それが、例えば沢木耕太郎の『深夜特急』みたいに、シリーズ化されていると、一週間ぐらい、本だけを読むという生活をしてしまう。

漱石の時は、本屋さんの漱石の文庫のひと棚分、一気に買って、一気に毎日読んで、二ヶ月間ほど、漱石漬けだったこともあった。

あんまり自慢できることじゃないけれど、中学、高校時代は、 それで学校を休むこともシバシバだった。😅

余談だが(司馬遼太郎の真似)、両親が亡くなったあと、実家を片付けていた姉から電話があって、「あんたの中学校の通知票がでてきたよ。欠席、すごいね。かぞえたら三年間で、トータル1年半近く、欠席だよ」と言われた。
「病弱だったからね〜」と私。
「嘘、だね」と姉。
😎 😍 😜 

基。
『同志少女よ、敵を撃て』も、半分ほど読んだ。
作中に、ウクライナ出身でコサックの少女オリガの言葉が、今のウクライナの現実の状況を示唆しているようで(P78から)、思わず奥付の初版の年月日を確認してしまった。

初版は21年11月25日。
ウクライナへのロシア侵攻は、22年2月24日。

オリガが指摘している通りの状況になったのであるが、14年のウクライナ、クリミア半島と東部地方への侵略戦争は、始まっていたで、そういうことを考えると、有り得る設定かも知れない。


因みに、この映画。
映画『ロシアン・スナイパー』予告編
ソ連政府(つまり、あのスターリンだけど)から、勲章ももらい、切手にもなったリュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリチェンコもキーウ近郊の都市ビーラ・ツェールクヴァ出身のウクライナ人。

もう一回、アマプラかネットフリックスとかで、見れたら見ようかな。



取りあえず、休憩タイム。
チャイとシナモンロール。
どちらにも、シナモンとカルダモン。

晩ごはんは、簡単で洗い物も少ないナポリタンにした😉 











最新の画像もっと見る

最近の「今日の一冊 」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事