今日は久々に姉とランチ。
姉はハヤシライス、私はビーフシチュー。
実家の庭のライッラクが大きくなって、花をいっぱい咲かせているという。
「花が咲くと、やっぱり一生懸命、育ってくれて、嬉しくなるんだよねー」と姉が言う。
「私は、人間以外、育てたことないなぁー。しかもたったひとり」と、いたって真面目に私。
「だよねー」姉に爆笑された😂
姉と場所を変えて、藻岩山麓道路の花屋さんのカフェのアウトサイドのテラスで、ソフトクリームを食べた。
その時、
姉が「児童文学の○○○○に書いていた“旅と子どもの本”のエッセイ、あの連載、良かったよ。凄く楽しそうに書いてる雰囲気がさー、風景が浮かんできたもー」と言った。
予想外の感想だった。
「あれは、私としては、楽しんで書いたって気はないかも。そもそも書評を書いてくれって依頼だったんだけど、書評は書きたくないけど旅の話しなら書けるかもって、私ってチョー軽率だからさ、つい言っちゃったんだよね。2年間ぐらい8冊分ならって。でさー、だいたいが〆切りギリギリでさー、すっごく大変だった」と私。
すると、姉は「大変だったって、それで、あんな楽しそうな文章が書けるの? 簡潔で読みやすい文体で、内容も面白かったし。アルザスとか、ハイジとか、ハーメルンとか、行ってみたくなったよ」と言う。
内心、嬉しかったというか、ホッとした。
私が、書くことは苦手だ、辛いと思いつつ、書いていた文章が、楽しそうで、その地へ行ってみたくなるなんて、身内の贔屓にしても、ありがたい言葉だった。
この夏で、大きな宿題を終わらせたら、もう書くことを辞めることにしている。
今日は、空が青い。
藻岩山は、萌黄色だ。
風は、ライラックの花の香りを、運んでくる。
私は、後ろ髪を引かれることもなく、後ろ足で砂をかけることをするでもなく、大きな宿題に、清々、向かって行けると、思った。