ケセランパサラン読書記 ー私の本棚ー

◇『四季のうた 美しい日々』 長谷川櫂 著  中公文庫

『四季のうた 美しい日々』(長谷川櫂 中公文庫)

長谷川櫂の句集ではない。
四季の折々、長谷川櫂が選んだ万葉集の歌、近代や現代の短歌、そして俳句などに寄せて長谷川櫂の思いが綴られている。
副題通り、美しい日々であることは間違い無いが、はっとするほど命分を詠む厳しい句に遭遇する。

長谷川櫂は、読売の社員だったときから俳人だった人で、退職後朝日新聞の投稿俳句の選者になった人だと思う。
私は、若い時、長谷川櫂の俳句が好きで、案外影響を受けたと思う。

正岡子規の俳句に魅かれるようなったのは、ある意味、私も歳をとってきたせいかも知れない。
写実という世界を描く淡白さというか、そういう眼差しに惹かれる。

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