実は、今回の北陸MOTセミナーの開催はいろんな事情で早まったようで、私も10月のはじめになって、「『かが元気塾』でも発表と展示をされませんか?」と急にお話をいただきました。「えっ!一か月足らずでは準備ができませんが・・・」と一度はためらったのですが、『かが元気塾』でコーディネーターをしていただいている近藤修司先生(北陸先端科学技術大学院大学客員教授)から、「できる範囲でかまいませんよ」と温かいお言葉をいただき、「そうだ。参加することに意義があるんだ!」と、オリンピック精神のような気持ちでお引き受けしたものなのです。
↑写真はセミナーが行われた会場(金沢市文化ホール大会議室)
さてオープニングに続いては、近藤先生がセミナーの全体像を説明されました。
近藤先生のお話では、4画面を作った仲間がすでに3,000人!さらにそのうち、改革実践提案書の作成にまで進んだ方が500人にもなるそうです。
今回、会場にはたくさんの方が参加されていましたが、そのおおぜいの人たちを結び付けているのが「4画面」。私たち『かが元気塾』でも、今年3期の皆さんが4画面、そして改革実践提案書の作成に取り組んでおられます。それがやがては石川県内各地の、そして東京MOTで学んでいる人たちともお互いにコミュニケーションできるツールを手に入れることになるのですね。
↑全体説明をされる近藤先生(JAIST客員教授)
午前中はJAISTの國藤教授と小坂教授のご講演があり、それぞれ新しい刺激を受けることができました。また、午後には県内各地で改革実践に取り組んでいる企業や団体が、それぞれの実践モデルを発表。どの発表も前回に比べ、一段と進化している様子が伺われました
。 ↑写真は『かが元気塾』でも毎年ゲスト講師として講演していただいている砂崎友宏さん (いしかわMOTシンジケート幹事:朝日電機製作所)の改革実践活動発表
私も『経営革新かが元気塾』広報担当として、『かが元気塾』の皆さんの活動をご紹介させていただきました。
その後は「MOT見本市」として、参加者が約30分、発表企業・団体の展示ブースを見学して質問する時間です。
今回の『かが元気塾』の展示は、2期生の上野優介さん(北國銀行)が担当してくださいました。テーマは若さと情熱あふれる「僕の熱狂で全てが始まる!」。上野さんは「虎月会」という同窓会組織を核にして、「ふるさと山中温泉を日本一の温泉にする!」という活動に取り組んでおられます。今回の展示では同会のシンボルが描かれたスタジャンを持ち込み、ブースを訪れた方々に、熱くその思いを語っていましたよ。
↑『かが元気塾』の若きホープ・上野さん(北國銀行)
「MOT見本市」終了後は、その場で出されたさまざまな意見をもとにしたパネルディスカッション。、私もパネリストの一人として、皆さんの発表に対するコメントを紹介させていただきました。
今回もこの『北陸MOTセミナー』を通じて、石川県のいろいろな企業、団体、地域で改革実践に取り組んでおられる皆さんの活躍に触れることができ、大きな刺激を受けました。また『かが元気塾』と上野さんの活動に対しても、すばらしい激励のコメントをいただき、本当にうれしく思っています。
その感動をこれからの『かが元気塾』の場でも受講生の皆さんにお伝えし、ふるさと加賀市を元気にするエネルギーにさせていただきます。どうもありがとうございました。
【編集後記】
今回掲載の写真の一部は、明和工業の清水さんからご提供いただきました。ありがとうございました。
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