柿本(かきのもと)神社の後は近くにある島根県立万葉公園に立ち寄りました。
この公園は高津川の河口付近の町である益田市高津町に、石見空港の完成と
確か同時期位に創られたとおもいます。日本最古の歌集「万葉集」に数多くの秀逸な
歌を遺した柿本人麿が益田市小野に生誕し、都に出て活躍した後益田市高津に戻り
この地で終焉を迎えましたが、その故事に基づき高津町に万葉公園を造ったものと
推察致します。
この公園は綺麗に整備されていて、訪ねた時は躑躅が満開状態に咲き乱れており
利用者の目を楽しませてくれます。今日は子供の日なので子供を連れた家族の姿が
目立ちました。ただこの公園の広大さには正直驚くばかりです。
万葉公園の後はこれも卑近の距離にある蟠竜湖県立自然公園に行きました。
この公園は矢張り益田市高津町に在って、蟠竜湖を中心にした湖沼景観を主体化
した公園と言えます。
この湖の名前の由来は、確か竜がとぐろを巻いているような形に見えるという事から
命名されたと聞いたのですが、真相は分かりません。
蟠竜湖は海岸からの飛砂によって、旧益田競馬場付近で谷が堰き止められて出来た
堰止め湖と呼ばれる性格のもので、自然史を語る上で重要な文化遺産と言えるでしょう。
湖は面積が約13ha、最大水深が10mで上湖、下湖に分かれていて、その湖岸線は
極めて肢節に富んだ変化のある景観を呈しています。
旧来この湖は益田市民にとって最も人気のある観光スポットであり憩いの場所でしたが
新しい観光スポットが出来たからでしょうか、子供の日なのでもっと沢山の人出を予想して
いたのですが、拍子抜けするくらい閑散としていました。今は昔日の感が有ります。
写真は上が万葉公園、下が蟠竜湖となっています。
以上で本日は終了致します。